投稿 大企業でも行われるリファラル採用とは?メリットやデメリット は ITreview Labo に最初に表示されました。
]]>本記事では、リファラル採用の概要や導入するメリット、注意点を解説します。リファラル採用を効率化するおすすめのツールもご紹介しますので、人事採用の参考にしてください。
リファラル採用とは、企業に従事している社員の交友関係を活用して、友人や知人を紹介してもらう採用手法です。現場のことを理解している社員が人材を探すことから、より現場向きの人材を紹介してもらえる魅力があります。
社員に対して紹介報酬といったインセンティブを設ける企業も多く、社員の参加意欲を高めながら実施するのが一般的です。企業への思い入れを強められるなど、企業・社員にとってWin-Winの関係を作り出せます。
似た採用手法として縁故採用や親族採用がありますが、身内を対象とした人材確保は社内に不公平感を生み出す原因になるでしょう。一方、リファラル採用はスキル等を重視して外部から人材を確保するため、企業へのエンゲージメントを下げることなく活用できます。
採用活動の一環としてリファラル採用を導入すると、企業に3つのメリットがあります。まずは、導入を検討するために、各種メリットを参考にしてみてください。
リファラル採用では、採用活動に必要なコストを抑えられます。一般的な採用活動では、求人サイトを利用することが多いでしょう。しかし、次のようなコストがかかってしまいます。
一方、リファラル採用は求人サイトを介さず社員の交友関係から人材を探し出すため、上記コストを削減できます。もちろん、安定した人材確保のためには求人サイトの利用も必要です。また、社内のカルチャーをよく知る人材が事前にチェックしているため、面接コストの削減も期待できます。
一般的な採用方針だけで動いた場合、相手の知識やスキル、現場への適応力を判断するのに時間がかかってしまうでしょう。リファラル採用を導入すると、現場のことを理解した社員に、より実働的な人材を見つけてもらえます。
また、リファラル採用で確保した人材は、あらかじめ社員から企業の風土や勤務状況などを聞いているため、採用後のギャップが起きにくいのが特徴です。確保した人材のエンゲージメントを高められることも含め、企業・社員の双方にメリットがあるといえます。
リファラル採用を導入することによって、転職顕在層だけでなく転職潜在層の人材にアプローチできます。転職顕在層であれば求人サイトを通じてリーチできますが、優秀な人材なのか判断するのに時間がかかってしまいます。一方、リファラル採用なら、転職潜在層にアタックできることはもちろん、実働性のある優秀な人材にリーチしてくれる可能性を高められるのが特徴です。
また、優秀な社員であるほど周囲にいる優秀な人材にアプローチしてくれる傾向にあり、転職潜在層の中から優秀な人材を見つけ出してくれます。
複数の魅力を持つリファラル採用ですが、実施する際に注意すべき項目があります。次に、リファラル採用で検討すべき注意点を3つご紹介しますので、導入時の参考にしてください。
リファラル採用では、社員の動きに対するインセンティブやフォロー体制、KPI設計など、事前に制度やルールを決めておくことが大切です。なかには、ルール決めを行わず、社員に採用活動を投げてしまう企業もあります。しかし、動き方が統一されなかったり、業務とのすみわけができなかったりと、採用活動が効率よく進みません。
よって、リファラル採用はPDCAサイクルを用いて、制度やルールを設計することをおすすめします。目標や現状把握ができなければ、リファラル採用が形骸化する場合もあるので注意してください。
リファラル採用のメリットを理解し、採用活動に導入を検討している企業も多いでしょう。しかし、事前に社内告知を行わなければ、リファラル採用がうまく進みません。
それは、企業に従事する社員に人材確保を任せることに関係しています。通常業務を行いつつ採用活動も引き受ける必要があるため、リソースの問題で対応が難しい人もいるでしょう。つまり、急に導入しようとしても思ったような成果を上げられない状況を作り出してしまうのです。
業務利益を生み出しつつ人材確保も行う必要があるため、あらかじめ余裕を持ってリファラル採用の社内告知を行ってください。
社員の紹介とはいえ、応募者を不採用にすることもあるでしょう。その際に、社員の交友関係に悪影響が出ないようにフォローする必要があります。
社員が紹介する人材だからといってすべての対象者がマッチしているわけではないので、アフターフォローについても検討しておくとよいでしょう。
今後、リファラル採用を本格始動させていくなら、次に示す採用活動で意識すべきポイントをチェックしておきましょう。
採用活動は運ではなく、計画的に進めていくことが大切です。例えば、協力者が何人いて、各社員で何人の紹介をしてもらうというような現状把握や目標設定を行ってください。
また実施後においてもリファラル採用の精度を高めるために、結果分析や採用率分析が必要です。ツールなどを活用しつつ採用活動を可視化することが重要なので、活動前に注意しておきましょう。
リファラル採用の効率を高めつつ管理・検討を行いたいなら、採用ツールの利用がおすすめです。最後に、おすすめのツールをご紹介しますので、導入の参考にしてください。
MyReferは、株式会社MyReferが提供する国内初のリファラル採用活性化プラットフォームです。各社員のプロフィールを登録することによって、リファラル採用の進行度をチェックできるほか、活動者を評価してランキングを作成できます。ダッシュボード上で採用分析を簡単に確認できるなど、人材採用の効率化が期待できるツールです。
Refcomeは、株式会社リフカムが提供するリファラル採用活性化ツールです。友人や知人に紹介する資料を簡単に共有できるほか、社員に対してアプリ通知で紹介依頼を行えるため、採用活動を効率化できるのが特徴です。
また、当ツールでは人事経験者や人材業界出身のアドバイザーによるサポートを受けつつリファラル採用の課題解決に取り組めるサービスを提供しています。プロの支援を受けつつ優秀な人材確保をスタートしてみてはいかがでしょうか。
「従業員が知人・友人を紹介する」と聞くと、コネ採用や縁故採用に近しいと感じられるかもしれません。大きな違いは、採用する人材に対する位置づけです。コネ採用や縁故採用は、空いているポジションに対して戦力として期待される採用ではなく、能力に関係なく政治的な意味合いやプライベートな人間関係を重視して採用するという側面が強い傾向にあります。
リファラル採用は、自社のビジネスの増強のために採用する意味合いが強いのです。成長期にあったGoogleが「優秀な人材の周りには優秀な人が揃う」という考えからリファラル採用を強化したということもあります。ただ仲のいい人材を迎え入れるわけではないので注意しましょう。
社員の交友関係を頼りに優秀な人材へリーチするリファラル採用は、採用活動のコスト縮減やより良い人材とのマッチングで効果を発揮します。現場のことを理解している社員が人材を探し出すため、実働性の高い人材を見つけられるなど、即戦力を見つけやすい採用手法ではないでしょうか。
採用活動全体を見直していくなかで、これまでと違ったアプローチをしたいとお考えであればリファラル採用は打ち手の一つとなってくれるでしょう。協力してくれる社員を見ることで、会社に対する評価もわかってきます。
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