ホスティングを利用すれば、ホームページ運営に必用不可欠なサーバーを初心者でも簡単に準備可能です。

いまや多くの企業で導入されているホスティングサービスですが、数多くの製品があり、機能や性能も様々です。これからホスティングを利用しようと検討している方の中には、どれを選べばよいのか迷っている方も少なくないでしょう。

そこで本記事では、目的別にホスティングサービスを6つご紹介します。オンプレミスとクラウドの違いについても解説するため、これからホスティングサービスを利用しようと考えている方は、ぜひ参考にしてください。

サーバーの種類:オンプレミスとクラウド

サーバーには、オンプレミスとホスティングの2種類があります。

オンプレミスは、自社でサーバーを準備し、管理運用まで行う形式です。サーバーの管理運用を全て自社で行わなければならないのと引き換えに、自社に適した形に自由にカスタマイズできるといった特徴があります。

一方、ホスティングとは、サービス提供者が運営しているサーバーを利用者が一時的にレンタルして使用する形式です。オンプレミスと比較すると自由度は少ないですが、サーバーの管理・運営は全てプロに任せられるため、誰でも気軽に利用できる点や月々支払いの料金体系のため、コストが抑えられるといった特徴があります。

そして、ホスティングの中の1種類としてクラウドが存在します。クラウドは、インターネット上に複数の仮想サーバーを構築し、利用する形式です。月々利用した分の料金だけを支払えばよい、従量課金制がクラウドの特徴です。

オンプレミスは、自社仕様に完全にカスタマイズしたい方やサーバーやシステムに詳しい企業にはおすすめです。しかし、そうではない中小企業の方には、利用料が安く、いつでも退会可能なオンプレミスをおすすめします。

サポート体制が手厚い1:ロリポップ!レンタルサーバー

ロリポップ!レンタルサーバーは、GMOぺパボ株式会社が運営しているホスティングサービスです。国内シェアNo.1のレンタルサーバーで、サービス開始から20年の歴史があります。

ロリポップはWordPressを簡単に使用できるのが特徴です。利用者からは、「ロリポップサービスでは、最初からWordPressが準備されているため、最低限の入力を済ませるだけで自動でインストールが完了する」といった口コミが寄せらています。最短60秒でWordPressを設定できる手軽さが人気です。

サポート体制が手厚い2:エックスサーバービジネス

エックスサーバービジネスは、エックスサーバー株式会社が運営しているホスティングサービスです。独自SSLの利用やドメイン設定、電話でのサポート体制などコストパフォーマンスの高いホスティングサービスとして有名です。

上記に紹介した2社のホスティングサービスは、サポートが手厚く、電話やメール、チャットにてサポートを受けられます。そのため、初めてホスティングサービスを利用する方にもおすすめです。

処理速度が速い:ConoHa

ConoHaは、GMOインターネット株式会社が運営するホスティングサービスです。特徴は、処理速度の早さです。国内最速の処理速度(自社調べ)を訴求しており、サイトの表示速度アップに貢献してくれるだけでなく、自社サイトにアクセスが集中した際も快適に動作してくれるでしょう。

無料体験が可能1:さくらのレンタルサーバー

さくらのレンタルサーバーは、さくらインターネット株式会社が運営しています。1997年からサービスを開始した老舗のレンタルサーバーということもあり、利用方法やトラブルへの対処法など様々な情報がそろっています。実際に、さくらのレンタルサーバーの利用者からは「サービス提供期間が長いため、関連書籍の数も他のレンタルサーバーと比較して多く、問題が発生した場合でもWEBで調べると大抵の解決方法が見つかる」といった口コミが寄せられています。無料体験期間が2週間あるため、利用感がつかみやすいでしょう。

無料体験が可能2:Amazon Lightsail

Amazon Lightsailは、アマゾンウェブサービスジャパン株式会社が運営しています。サーバーとアプリが素早く立ち上がるのが特徴で、利用者からは「インスタンスの立ち上げが早い。数分でサーバーが準備できる」といった口コミが寄せられています。また、月額500円という低価格から利用可能な点も魅力の1つでしょう。

無料体験期間が1カ月間と充実しており、自社に適したレンタルサーバーか見極められるでしょう。

VPS:さくらのVPS

さくらのVPSは、さくらインターネット株式会社が運営しています。

VPSとは、「Virtual Private Server」の略称で、日本語では「仮想専用サーバー」と呼ばれます。1台の物理サーバーを複数人で利用する形式でありながら、仮想サーバー領域が独立しているため、他のユーザーの影響を受けにくいのが特徴です。

さくらのVPSは、専用サーバーの自由さとクラウドの拡張性を持った仮想専用サーバーです。操作が簡単なことやスケールアップを容易にできることから多くのユーザーに支持されています。

複数のホスティングを比較してみよう

本記事では、ホスティングサービスを6つご紹介しました。それぞれのホスティングサービスについて理解できた方は、複数のホスティングサービスを比較しましょう。

自社の状況に合った最適なホスティングサービスを選ぶためにも、しっかりと比較検討をして導入する製品を選定してください。

この記事の執筆

慈雨(ジウ)

ライター

エンジニアの経験やアパレルECサイト運営の経験を活かして、ITやファッション、ECサイト関連の記事をメインで執筆しています。シュークリームとスニーカーを愛しています。

この記事の監修

ITreview Labo編集部

ITreviewの記事編集チーム。ITreviewの運用経験を活かし、SaaSやIT製品に関するコンテンツをお届けします。

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