投稿 中途採用に広がるリファレンスチェックとは?目的やサポートツールを紹介 は ITreview Labo に最初に表示されました。
]]>本記事では、企業が実施するリファレンスチェックの概要と、実施する目的、質問内容や注意すべきポイントを解説します。リファレンスチェックを効率化するサポートツールもご紹介しますので、中途採用の対策として参考にしてください。
リファレンスチェックとは、転職希望者が以前まで働いていた職場の関係者(上司・同僚)にヒアリングを行い、書類や面接の内容が正しいか確認することを指します。あまりなじみのない事柄ですが、近年では外資系企業を中心に、リファレンスチェックの必要性が広がっている状況です。
前職関係者のヒアリングは、電話で行うこともあれば、オンライン会議ツールを利用する場合もあります。また、リファレンスチェックは個人情報保護法にかかわる対応です。ヒアリングを行う前に、必ず転職希望者の許可を取りましょう。
リファレンスチェックは、転職希望者本人が面接を通して提示した内容と、前職関係者にヒアリングした内容の整合性を確認するために実施する企業活動です。では、具体的にどのようなチェックを行うのでしょうか。まずは、リファレンスチェックを行う3つの目的をご紹介します。
転職希望者と面接するとき、スキルや経験などをヒアリングします。このとき、所持する資格を提示することで理解できる内容なら問題ありませんが、経験や業務中の活躍は証明することができません。
よって、転職希望者本人の話を信じて採用したところ、実際には求めるスキル・経験が不足していたという事態が発生する可能性もあるでしょう。そういったギャップを防止し、企業が求めるスキル・経験を持つ人材を確保するためにリファレンスチェックを行います。
近年では、オンライン面接を実施する企業が増えており、短時間で転職希望者の人となりを判断する必要が生じています。しかし、短い面接では抽象的な情報しか集められず、採用の判断に迷う場合もあるでしょう。
そこで役立つのがリファレンスチェックです。実際に働いていた前職の関係者に、応募者本人の人柄や働き方を聞き出せば、第三者視点での評価をチェックできます。
応募者との面接で得られる情報は、当然のことながら応募者の主観によって話されています。もしこれまで関わってきたプロジェクトや実績に対して話を膨らませて語っていたとしても、アサインした上司にヒアリングをすれば、会社内での重要性やポジションに対しての理解を深めることができます。
これにより、面接ではスタープレイヤーのような印象を持ったが、実際はそんなことがなかった。反対に小さなプロジェクトでオーナーだったのかと思ったら会社として重要なポジションにいた。などという自己評価とのギャップや理解度を埋めることができるでしょう。
リファレンスチェックを行う際には、あらかじめ質問内容を準備しておくことが大切です。次に、3つのシーンに分けて質問内容を紹介します。チェックする内容を網羅するための参考にしてください。
転職希望者の働く姿勢や仕事に対する熱意を知るために、勤務状況について質問しましょう。
大切なのは、転職希望者が適切に勤務できていたのかを確認することです。勤務時間中の動きをしっかりイメージできるように、複数の質問を準備してください。
転職後に円滑なコミュニケーションが取れるかを確認するため、前職でのコミュニケーションや人間性について質問しましょう。
どの企業においても、上司や同僚との連携が欠かせません。できる限り、上司・同僚・部下など複数の前職関係者に質問する準備をしておきましょう。
採用後、即戦力で働いてもらう必要があるため、前職で培ってきたスキルや職務能力について質問しましょう。
新卒採用と違い、中途採用はすぐに即戦力として動いてもらう必要があります。基準を満たす能力があるかを確認するために、働き方やスキルについて詳しく質問してください。
リファレンスチェックは、転職希望者を正しく判断するために効果的な取り組みです。しかし、企業の好き勝手に動いてよいものではありません。なかでも、次の項目については細心の注意を払いながらチェックを行いましょう。
リファレンスチェックは転職希望者本人ではなく、前職関係者という第三者に対して実施します。ヒアリングでは、転職希望者の情報を事細かに聞き出したいと思いがちですが、個人情報保護法に抵触するような際どい質問は大きな問題に発展します。したがって、踏み込みすぎた質問には注意してください。
また、リファレンスチェックを行ったからといって、転職希望者を必ず採用するとは限りません。内定取り消しなどが発生する場合もあるため、事前に採用に関する要件を転職希望者に伝えておくことが大切です。
リファレンスチェックは、企業と転職希望者のミスマッチを防止するために実施します。しかし、企業担当者が独断で動いてしまうとチェック内容が属人化したり、ポイントがズレたりする可能性もあるでしょう。
そこで、リファレンスチェックを効率化するサポートツールを紹介します。ルールに則って正しくリファレンスチェックを行うため、導入の参考にしてください。
ASHIATOは、エン・ジャパン株式会社が提供するリファレンスチェックのサポートツールです。リファレンスチェックに利用できる質問テンプレート、チェック結果の分析内容を可視化できる機能などを搭載しています。
また、専任担当者によるフォロー体制が整っており、面接のアドバイスをもらったり、定期ミーティングで面接の品質を高めたりと、充実したサポートを受けられるのが魅力です。
チケットプラン:30,000 円 / 人
面接者の合否判定がバラバラになってしまった場合の最終判断材料として非常に効果的でした。
ASHIATOへのレビュー「ASIATO使用感レビュー」より
ASIATOを使用し採用した人で問題行動があったり、期待していた人物と違ったという事は今のところなく、導入前よりも質の高い人物を採用できていると感じています。
back checkは、株式会社ROXXが提供しているリファレンスチェックのサポートツールです。リファレンスチェック結果を基に、転職希望者のスキル・実績の確認や性格診断、活躍条件の確認などを数値化して分析できます。
また、面接前のコンプライアンスチェックをお願いしたり、チャットサポートで素早いコミュニケーションを取れたりと、企業が「気になる」と感じるポイントに丁寧な対応を実施してくれるのが魅力です。
お問い合わせ
採用をする上で、実際に候補者がどのような働き方をしていたかどうかなどは把握出来ない状況だったが、リファレンスチェックを実施することにより候補者の同僚や上司から直接生の声を聞くことが出来て、採用に大きく影響した。
back checkへのレビュー「ハードルが高そうなリファレンスチェックがとても楽。」より
良さそうな人だと思っていたら、実は勤怠が乱れ気味だったなど、面接では見えないところまで把握出来るようになったのが良いポイント。
Parame Recruitは、株式会社Parameが提供するリファレンスチェックのサポートツールです。独自アルゴリズムを使った転職希望者の性格診断を行えるほか、コンサルタントによる面接内容のフィードバックをもらえます。
スマホデバイスを利用し、チャット形式で担当者と内容確認・質問できることも含め、気軽に利用できるサポートツールとして活用できるサービスです。
チケットプラン(従量課金):10,000 円 / 回
業務委託や採用の際のオンボーディングに利用できました。特に候補者(エンジニア)の得意業務や、営業職の方はについては得意業界など、本音でご記入頂けたことが良かったです。実際にリファレンスを書いた方と個別にコミュニケーションをとれることもいい点でした。※Parame以外のサービスでは、誰が書いた推薦か判別できなかったため、追加質問ができて参考になりました。
Parame Recruitへのレビュー「候補者を効率的にアサインできるオンラインリファレンスチェック」より
優秀な人材を確保するために、中途採用の面接と一緒にリファレンスチェックを実施したいと考える企業も多いでしょう。であれば、まずは注意点や質問内容を理解して導入の準備を始めてみましょう。
また、リファレンスチェックを効率化するサポートツールの導入を検討しているなら、本記事で紹介したツールとあわせてITreviewで製品を比較してください。各ツールに利用者のレビューが掲載されているため、どのツールが自社にマッチしているのか簡単に確認できます。
投稿 中途採用に広がるリファレンスチェックとは?目的やサポートツールを紹介 は ITreview Labo に最初に表示されました。
]]>