暗号化あんごうか

・正式名称:encryption(エンクリプション)

概要

暗号化(encryption)とは、一定のルールに従って元の状態から別のデータに変換することで、内容を第三者に分からなくするために行われる処理のこと。それに対し、暗号化されたデータを元のデータに戻す処理のことを「復号化」という。

特徴

暗号化に用いられる一定のルールは、「暗号化アルゴリズム」「変換アルゴリズム」などとも表現される。この手順をコントロールするための「あるデータ」のことを「暗号鍵」と呼ぶ。この鍵を利用することで、同じ暗号化アルゴリズムを使用しながらも、利用者によって暗号化の手順を違うものにすることが可能。
また、暗号化には、暗号化と復号化に同じ暗号鍵を用いる方式の「共通鍵暗号」、対になる二つの鍵を用いて片方で暗号化、もう一方で復号化を行う方式の「公開鍵暗号」がある。

利用されるシーン・解決できる課題

暗号化の目的は、情報漏洩を防ぐためのセキュリティ強化である。インターネット使用時に使われる”SSL”という技術には、様々な暗号化や技術が使われているが、SSLによって暗号化されたWebサイトを設置することで、利用者が安心してインターネット利用できるメリットがある。
Webサイトを常時SSL化することでセキュアな通信環境が実現され、ユーザー情報の漏洩防止やフィッシング詐欺に遭遇するリスクの軽減につながっている。

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