チャットボットちゃっとぼっと

・正式名称:chatbot(人工無脳型・人工知能型)

概要

チャットボット(chatbot)とは、「chat(おしゃべり)」と「robot(ロボット)」を組み合わせた造語で、テキストメッセージや音声を通じて自動的に会話をするプログラムのこと。近年は人工知能と自然言語処理技術の発展により、Webサービスにおいてさまざまなチャットボットが登場している。

特徴

チャットボットは人間とAIが会話をするプログラムという認識があるが、実はすべてのチャットボットに人工知能(AI)が搭載されているわけではなく、人間があらかじめ設定しておく「人工無能型」モデルが存在する。
元は1960年代に開発された対話システム「ELIZA(イライザ)」がチャットボットの元祖と言われており、あらかじめキーワード群と対応する言語表現パターン、返答用のテンプレート(文字列)が定義されており、ユーザーから文字メッセージが送られてくると、その内容を解析し、応答ルールやデータベースなどを駆使して何を返答すべきかを決定し、それらを返答用のテンプレートに当てはめて送り返す、単純なルールに基づき人間のような受け答えを行うプログラム(人工知能をもじって「人工無脳」などと呼ばれる)として古くから存在していた。
そして近年の人工知能の発展により、機械学習などの技術を応用してより精度の高い回答を返すAI搭載型モデル「人工知能型」のチャットボットが登場し、広く世間一般から注目される存在へと進化した。

利用されるシーン・解決できる課題

チャットボットを使えば、顧客からの問い合わせに24時間自動応対できるため、コールセンターの入電数の減少およびコスト削減といった業務効率化につながるメリットがある。また、LINEの公式アカウントやメッセンジャー、スマートフォンアプリなどでは有人スタッフのように振る舞い、情報やサービスを提供するシステムも開発されており、サービスの向上にチャットボットは大きく貢献している。しかし、チャットボットは導入に手間と時間がかかるため、導入費用に対する効果が思うように得られずに短期間でクローズする、といったデメリットも存在する。
企業の事業規模や課題にマッチした形でチャットボットを活用できれば、有益なサービスとして従業員の負担軽減や事業の効率化に大きく貢献できる。

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