キュレーションきゅれーしょん
・正式名称: Curation
概要
キュレーション(Curation)とは、博物館などの学芸員(キュレーター)が、資料の収集や保管、展示の企画を行うこと。IT分野では、膨大な作品を取捨選択して展示を構成することから、インターネット上の様々な大量情報を収集整理し新たな価値あるものとして紹介するサービスをキュレーションという。
特徴
インターネット上にある情報はとてつもなく大量である。2005年時点で、Googleは世界中の情報は約500万テラバイトあり、グーグルが世界中の情報をインデックス化(検索できるようにすること)するのには300年かかると語った。
情報量が多すぎて欲しい情報に辿り着けない、辿り着いたもののその内容は質の悪いものであったなど、必要とする質の高い情報を得ることが難しくなっている。
そこで独自の価値基準でインターネット上のあふれる情報やコンテンツを集め、編集して紹介するキュレーションサービスが始まった。2009年にネイバー株式会社が始めた「NAVERまとめ」が代表的だが、2020年9月30日にサービスが終了した。他にもTwitterのつぶやきをまとめるTogetterなどがある。
キュレーションが有用である反面、著作権侵害や虚報などの問題も生じており、ヘルスケア情報をまとめたWELQなど閉鎖したサイトも数知れない。