CVRしーぶいあーる

・正式名称:Conversion Rate

概要

CVRはConversion Rateのことで、コンバージョン率と訳される。CVRは、Webサイトが目的としている成果(コンバージョン)がどれくらいの割合で達成されているかを示す指標だ。

コンバージョンは「転換」を意味する英単語で、見込み客を含むユーザーが製品やサービスについての関心度を増し、ステージが転換することを指す。何をもってコンバージョンとするかは企業やプロジェクトによって異なり、見込み客から有料サービスへの転換や、資料請求などがコンバージョンとして設定される。

特徴

CVRは%で表され、算出方法は「CV数(コンバージョン数)÷セッション数(サイト訪問数)×100」

CVRはページごとに確認できるので、どのページがユーザーに対して適切なアプローチができているかの比較が容易に行える。

CVRが高いページなら、セッション数を増やすことに注力すればよいと判断ができ、SEO順位の向上や、該当ページへの流入経路を増やすといった施策が有効になる。

逆に、CVRが低いページならユーザーが求める行動を起こす前に離脱していることになるので、セッション数を増やすことよりも、広告の種類や、ページの文面における訴求方法を見直しコンバージョンを増やすことが有効になる。

利用されるシーン

CVRは業界業種を問わず、広い範囲で活用されている指標だ。たとえば新たに配信したWeb広告や、キャンペーンなどの効果測定にも有効になる。広告やキャンペーンによってその後のCVRが向上していたのならそれらは正解だったことが分かるし、セッション数だけ増えた・セッション数さえも大した変化がなかったのなら、どこかに問題があったことが分かる。
ただ、CVRは自社だけでなく競合他社の動きによっても変動する点には注意が必要だ。CVR向上のための施策を行っているのは、自社だけでない。CVRを算出する際には、外部要因にも目を向けたいところだ。