データマイニングでーたまいにんぐ

・正式名称:Data Mining

概要

データマイニングとは、膨大なデータを分析し、新たな法則や知見を導き出す手法をさす。マイニング(mining)は採掘という意味。情報の分析には統計学やAIが用いられる。
例えば、毎年、祝日でもイベントの日でもないのに、特定の商品の売れ行きがよい日が年に1日だけあるとする。一見、特定のその商品がよく売れることと日付には関連性がないため、その法則には気づきにくい。しかし、データマイニングを行うことで、実はそれが毎年のことであり、何らかの理由があるのではないかと気づける。通常の発想ではたどりつけない法則を導き、マーケティングなどに活かすことができる。

特徴

膨大なデータをもとに、機械学習やパターン認識、統計学などの技法を網羅的に適用して分析する。
データの分類だけでなく、パターンなどからデータと事象の関連性を抽出する。関連性から事象と要因が導き出されるので、そこからデータの予測、または予測に基づいた施策を行うことができる。

利用されるシーン・解決できる課題

商品や顧客のデータを分析することで、特定の商品が売れやすい時期や人気が出そうな商品の予測に役立てられる。その他、一緒に売れることが多い商品Aと商品Bがあるならば、Aの新製品や類似品もBと一緒に売れる可能性が高い、といった予測も立てられる。