ETLいーてぃーえる
・正式名称:Extract(抽出)Transform(変換)Load(格納)
概要
ETL(Extract Transform Load)とは、データ統合手法の一種。Extract(抽出)Transform(変換)Load(格納)の略で、データ統合時に発生する各プロセスの頭文字をとったもの。主にビジネス・インテリジェンス(BI)のために作成されるデータウェアハウス(DWH)を構築する時に発生するプロセスである。DWHに書き出されるデータは、データを収集し分析しやすい形としてまとまったものであるため、BIなどの分析に活用しやすくなる。
特徴
ETLツールは、データの抽出・変換・加工・書き出し機能を搭載しているため、業務に必要なデータをDWHへ統合するためのシステムを開発するための工数を減らすことが可能。
ETLツールには、専門的な知識がなくても利用できるように設計されたものもある。
利用されるシーン・解決できる課題
小売り・卸業にて販売データを確認する工程、医療機関での医療費請求など、ETLツールを使用することで迅速かつ正確に行える。また、ETLを利用すると、データを収集・分析するための作業時間を短縮できる、データを加工、変換する際のヒューマンエラーがない、データを連携するコスト、工数を大幅に削減できることから人件費が安くなるなどの効果がある。ETLツールは日々進化しており、最先端のデータを統合できる製品もある。