GPTじーぴーてぃー

・正式名称:GUID Partition Table(GUIDパーティションテーブル)

概要

GPT(GUID Partition Table)とは、コンピュータのハードディスクやSSDなどの記憶装置の分割(パーティション)に関する規格の1つ。

特徴

かつて記憶装置のパーティションはMBR(Master Boot Record)形式が主流であったが、MBR形式ではディスクのサイズが2TBまでしか利用できず、作成可能なパーティションの数も4つまでという制限がある。

2010年代にハードディスクの大容量化が進むのと同じ時期に、コンピュータ内の各装置の通信にUEFI(Unified Extensible Firmware Interface)という新しい規格の採用が進み、UEFIの一部としてGPTが搭載された。

GPTでは8ZBまでのディスクのサイズに対応しており、最大128のパーティションが利用できる。ただし、GPTは新しい規格であるため、古いOSのコンピュータではバージョンや仕様によっては利用できない場合がある。

利用されるシーン・解決できる課題

現在の多くのコンピュータで標準規格として採用されている。バックアップなどで利用する大容量ハードディスクを利用する上で不可欠であることに加え、GPTは誤動作による上書きから保護する機能や整合性確保の機能などもあり、データの安全性を高めることができる。