インバウンドセールスいんばうんどせーるす

・正式名称:inbound sales

概要

インバウンドセールスは見込み客からのアクションを得、それに対して営業をかける流れを指す。展示会やセミナー、広告、Webサイトなどによって自社や商品に対して興味を持ってもらうことで見込み客を作り、その見込み客から得られる問い合わせや資料請求などがインバウンドと呼ばれる。見込み客からのアクションに対しての営業活動なので、いわゆる反響営業やプル型営業に近い。

特徴

不特定多数に対しての営業ではなく、見込み顧客からのアクションに応じる営業なので、他の営業手法よりも成約率が高くなるのが大きな特徴だ。既に商品に興味を持ってもらえている段階からアプローチをスタートできるので営業効率も良い。

インバウンドセールスは、ターゲットとなる層に自社を見つけてもらうことが前提となる。
オフラインであれば展示会やセミナーで接点を持つ、オンラインであれば自社サイトの検索順位を高めることが必要になります。そのため、実際に営業活動を起こす前の準備、ターゲットに見つけてもらえる状況づくりにどうしても時間がかかってしまう点はデメリットとして挙げられるだろう。

利用されるシーン

インバウンドセールスは、業種・業界を問わず採用されている営業手法だ。特に、Webでの集客を目指す企業においては欠かせないものとなる。

ターゲット層に見つけてもらい、それに応じた営業をかけることは非常に効率が良い一方で、ターゲットとなる母数が少ない商材であれば効果を発揮しづらい。そのため、インバウンドセールスだけ行うのではなく、場合に応じて従来の外回り営業も行うことが、売上最大化のためには望ましいといえる。