L2スイッチえるつーすいっち
・正式名称:layer 2 switch
概要
L2スイッチ(layer 2 switch)とは、ネットワークを中継する機器のひとつ。MACアドレスと呼ばれるパケットに宛先情報を含んだ情報から中継先を判断し、中継動作を行うスイッチのこと。L2は「レイヤ2」の省略表現で、OSI参照モデルにおけるデータリンク層を指す。
特徴
ネットワークにおけるOSI参照モデルという通信モデルを7層に分けた内2層目のデータリンク層の事をレイヤ2と呼ぶところから、L2スイッチは発生している。L2スイッチ に対し、 TCP/IPなどのIPプロトコルなどが属するL3スイッチもある。各種のネットワーク端末やサーバー機はもちろんのこと、現在ではテレビ・カメラや電話までもがケーブルを介してL2スイッチに接続されおり、多くのネットワーク機器の中で、ユーザーにとっては身近なものである。
利用されるシーン・解決できる課題
身近な例として、部署ごとにネットワークを分割する、マンションの各部屋の通信を禁止する、IP電話接続するなどの際に利用されている。L2スイッチは受信したパケットをバッファで処理するため、ポート間の通信で衝突(コリジョン)が発生しない全二重通信を実現することができる。