レガシーシステムれがしーしすてむ
・正式名称:Legacy System
概要
レガシーシステムとは、現代では時代遅れになってしまったシステムのことを指す。相対的な概念であるため、レガシーシステムが具体的にどのシステムを指すかの定義はないが、一般的には、1980年代の多くの企業が導入したメインフレームと呼ばれる大型のコンピューターや、それを小型化したオフィスコンピューターを使ったシステムのことを指す。
特徴
レガシーシステムは独自のOSで稼働し、自社の業務に合わせて独自にゼロから開発される。そのため、システム自体が非常に複雑化し、その結果「担当の人間でないと分からない」といった属人化がすすむことが指摘されている。現在、8割の企業がレガシーシステムを使い続けていると言われており、レガシーシステムの保守や運用に貴重なIT人材が割かれてしまっているという課題がある。
利用されるシーン・解決できる課題
システムは短期間で新たな技術がどんどんと開発される。レガシーシステムを使い続けることは、単に古いシステムを使っているというだけにとどまらず、市場の変化に対して柔軟・迅速な対応できなくなることになる。デジタル競争の敗者になることは、企業としての生存も危うくするものだ。可能な限り迅速にレガシーシステムを刷新することが重要になる。