LPICえるぴっく
・正式名称: Linux Professional Institute Certification
概要
LPIC(Linux Professional Institute Certification)とは、Linux技術者認定試験のこと。Linux(コンピューターのOSの一つ)技術者としての技術力を認定するIT資格であり、Linux技術者認定機関である非営利組織LPI(Linux Professional Institute:エルピーアイ)によって運営されている。
特徴
LinuxにはRed Hat、CentOS、Debian、Ubuntuなど様々なディストリビューションが存在するが、LPICはベンダーやディストリビューションに依存しない認定試験である。複数の言語で世界180国以上で実施されており、20万人以上が認定を受けている。LPICは、LPIC-1、LPIC-2、LPIC-3の3つの認定レベルがあり、下位の資格の取得が上位資格の受験要件となっている。有効期間は5年であり、延長するには再受験または上位資格を取得する必要がある。日本におけるLPICの提供は、特定非営利活動法人エルピーアイジャパン(LPI-Japan)が2000年より行ってきたが、2018年にLPI日本支部が設立されLPI-JapanからLPI日本支部に変更された。なお、LPI-Japanは、日本の市場に最適化した新たなLinux技術者認定試験「LinuC(リナック)」を2018年3月より提供している。