メタバースめたばーす
・正式名称:Metaverse
概要
メタバースとは、インターネット上に構成される3次元の世界のことで、いわば仮想空間だ。仮想空間上に自身のアバターを作成することで、実世界と同じように他者とコミュニケーションを取ったり、サービスを受け取ったりできる。
メタバースは超越するという意味の「meta」と世界を意味する「universe」を組み合わせた造語。
専用のゴーグルをかけてVRと混同されがちだが、メタバースはインターネット上の仮想空間のことで、デバイスや技術を指すVRとは異なる。
特徴
メタバースでは、仮想空間でありながら現実世界に限りなく近い状態で活動ができる。現実と同じように時間の流れがあり、いわばWeb上で社会生活を送れる空間と言える。
メタバースは単に現実世界を模したものであるだけでなく、現実では難しい体験の提供や共有も可能になると期待されている。
例えば、エンターテインメントの演出や表現においては、従来にはなかった体験の提供が、研究分野においては、メタバース内で仮説を可視化して議論するといった使用方法も可能性として挙げられる。
利用されるシーン・解決できる課題
メタバースは、未来の技術ではなく、すでにゲームとビジネスの2つの分野で活かされつつある。ゲームの分野では実際にミュージシャンがバーチャルライブを開いた事例がある。ビジネスの分野では、仮想空間のオフィスにアバターで出社し、同僚とコミュニケーションや業務ができるバーチャルオフィスが登場している。2021年には、Facebook(現:Meta)社がバーチャルオフィスサービスを公開している。