モデリングもでりんぐ

・正式名称:modeling

概要

モデリングとは、ITシステムを構築する際に業務プロセスの全体像を把握するため、特徴や性質などを簡略化して抽象化(モデル)するための技法の一つ。

特徴

ITシステム構築におけるモデリングとは、とある設計対象について起点から終点に至るプロセスを通して、その対象が持っている不要な側面・性質・要素を捨て去り、構成要素などの関係性や相互作用を各プロセスで理解可能な形式で表現した模型(モデル)を作り、図表やモデリング言語などを用いて定義する手法。
モデル化して抽象化することによって、複雑なシステム要求を第三者が理解できるように可視化する方法、と考えることもできる。

利用されるシーン・解決できる課題

IT分野におけるモデリングは、システム構築の上流工程で実施される。モデリングによって現状の業務を分析することで、業務の無駄や矛盾を明確化する。モデリング手法には、ものごとの関係性に着目して整理した図「E-R図」や、データの流れに着目して整理した図「DFD」、業務の流れに着目して整理した図「BPMN」などがある。これらをITシステムに加味して、改善を促す機能を実装することで、企業や組織の業務効率を高めることができる。