PCIぴーしーあい
・正式名称: Peripheral Component Interconnect
概要
PCI(Peripheral Component Interconnect)とは、コンピュータのCPUと周辺機器を接続するためのデータ伝送路(バス、Bus)の規格のこと。Intel社が開発し、それまでのISA(Industrial Standard Architecture)バスやEISA(Extended Industry Standard Architecture)バスに代わり、パソコン向け拡張カード接続仕様の標準となった。
歴史
1993年リリースされたPCI Revision 2.0によって接続する拡張カードの仕様が定まったこと、同年3月にリリースされたIntel社のチップセットIntel 430LXが初のPCI対応チップであったことからPCIは急速に普及した。
PCI Revision 2.0以降、高速の転送モードを追加したRevision 2.1、エラー修正仕様変更のRevision 2.2、5V(電圧)廃止前段階のRevision 2.3を経て、2003年Revision 3.0が投入されている。この間、Revision 2.1を元にしたグラフィックカードのためのAGP(Accelerated Graphics Port)という規格も生まれている。
また、帯域の問題から1999年にPCI-X(Peripheral Component Interconnect eXtended)が投入されたが、最終的にはPCI、PCI-Xの欠点を補ったPCI Express Revision 1.0が2002年にリリースされた。
2019年6月、PCI Express Revision 6.0がリリースされており、性能は飛躍的に向上している。