スパムすぱむ
・正式名称:Spam
概要
スパムとは、インターネット上で行われる必要としない宣伝や、誹謗中傷といった迷惑行為のこと。スパムの代表例には「スパムメール」があり、ユーザーが希望していないにも関わらず一方的に送りつけられる宣伝メールや営業メールのことをいう。スパムメールは迷惑メールとも呼ばれる。
従来は、スパムは不特定多数に迷惑メールを大量送信するスパムメールのみを指していたが、現在ではさまざまなタイプのインターネット上の迷惑行為が生まれ、なりすましのスパムメールのように巧妙な手口のものが増加している。
特徴
スパムには、スパムメールの他にもSEOスパム(検索エンジンスパム)、掲示板スパム(BBSスパム)スパムコメントなどがある。
SEOスパムは、GoogleやYahoo!などの検索エンジンに対して行われる迷惑行為で、検索エンジンをだますことで自サイトの表示順位を上げようとするもの。
掲示板スパムは、ソフトウェアを用いて自動的に大量の迷惑な書き込みを行うもの。広告や営業目的の書き込みだけでなく、嫌がらせを目的として行われるものもある。また、ワンクリック詐欺を行うサイトへ誘導されることもあるため、リンクをクリックしないように注意が必要だ。
スパムコメントは、ブログやニュース記事などの投稿に対して設けられているコメント欄で行われる迷惑行為を指す。
利用されるシーン・解決できる課題
スパムメールについては、スパムフィルタや迷惑メールフィルタと呼ばれる機能である程度除外できる。しかし、メールの文面をフィルタにかからないような文言にして送りつけるような行為が蔓延しており、いたちごっこになっている。スパムメールに限らずその他のスパムについても同様の状況にあり、たとえば、ブログにはコメント欄を設けない、コメントを承認制にするといった方策が取られている。