サードパーティーさーどぱーてぃー
・正式名称:third party/3rd party(サードパーティー)
概要
サードパーティー(third party/3rd party)とは、当事者ではない第三者のこと。主に「特定の製品・サービス」の関連製品を開発・提供する事業者のことをいう。なお、「特定の製品・サービス」の開発元・提供元をファーストパーティーという。たとえば、iPhone向けアプリやアクセサリーがApple社の純正品であればファーストパーティー製品、Apple社以外の別事業者の製品であればサードパーティー製品という。また、インターネットにおいては、利用者が閲覧・利用しているWebサイトがファーストパーティー、ファーストパーティーのWebサイトに広告を配信している事業者などがサードパーティーである。
特徴
サードパーティーが開発・提供する製品・サービスの範囲は、ハードウェア、ゲームソフトなど幅広く、市場の支持を得ている製品・サービスをベースに開発・提供される。サードパーティー製品は、ファーストパーティー製品(純正品)と比較して、種類が豊富で価格が安い傾向がある。一方で、互換性が保証されていなかったり、トラブル発生時のサポートが十分でなかったりする場合がある。また、サードパーティー製品の使用によりファーストパーティー製品のトラブルを誘発したりする可能性もある。
利用されるシーン・解決できる課題
今日では、顧客ニーズは多様化しており、ファーストパーティーでは対応しきれない部分をサードパーティーが開発・提供し、実現している場合が多い。周辺製品・サービスが増えることで、ファーストパーティー製品の魅力・価値がさらに上がることから、サードパーティーは必ずしもファーストパーティーの競合ではないという考え方が主流である。サードパーティー製品は、種類が豊富であるものの、その品質が保証されないというデメリットはあるが、現在では利用者の評価・口コミサイトは多く存在しており、それらを活用して品質を測ることができれば、顧客にとってより付加価値の高い使用環境を実現できるものである。