スループットするーぷっと
・正式名称:throughput
概要
スループット(throughput)とは、機器や通信路などの性能を表す特性の一つで、単位時間当たりのコンピューターの処理量や、通信回線のデータ転送量の能力のことを指す。
特徴
通信業界で使われる「スループット」とは、通信回線や装置のデータ入出力の性能を表している。つまり、単位時間あたりに送受信できるデータ量を「スループット」という。一般的に使用される単位に、1秒当たりに伝送できるビット数である「ビット毎秒」(bps:bits per second)や、1秒当たりのバイト数「バイト毎秒」(Bytes/s)がある。これらの単位は、主に携帯電話やインターネット回線を取り扱っている会社のパンフレット等に掲載されている。
利用されるシーン・解決できる課題
LAN関連においては、ネットワークシステム間のデータ転送速度のことを表す。特に端末間のファイル転送で、実際に通信できる速度のことを「実効スループット(実効転送速度)」と呼び、単位は主にビット(bps)/秒を使用する。対して「最大スループット(最大通信レート)」とは、理論的な計算で求める検証結果の速度(理論値)のことをいう。