バーチャルオフィスばーちゃるおふぃす
・正式名称:Virtual Office
概要
バーチャルオフィスとは、事務所を運営するために必要な住所や電話番号を貸し出すサービスのこと。シェアオフィスやコワーキングスペースと異なり、実際に商談や仕事を行う場ではない。自宅やクライアントの会社で仕事をする方向けのサービスとなる。
事業を行う場合、個人・法人を問わず、登記や銀行口座の開設、郵便物の受け取りなどには住所や所在地が必要となる。バーチャルオフィスは月額数千円程度で利用でき、実際に賃貸で事務所を構えるよりは費用面でメリットがある。
特徴
バーチャルオフィスという名称から、実際には存在しないような印象を受けるかもしれない。しかし、バーチャルオフィスは実際にビルを運営している企業などが事業として行っているケースが多く、建物としても実在する。都心部にあるバーチャルオフィスを利用すれば、都心部の住所や東京03の電話番号を用いて登記が可能だ。また、郵便物や電話の転送サービスもあるので、バーチャルオフィスを利用したからといって事業運営に不都合が起きることはない。
利用されるシーン・解決できる課題
自宅で仕事をしている場合、名刺やHPに自宅の住所を載せることに抵抗がある方は多い。バーチャルオフィスは、スペースとしての事務所を構えないため、コストとプライバシー保護の面で大きなメリットがある。
また、バーチャルオフィスを利用すれば、地方にいながらにして都心の住所を使用できる。実際に仕事を行う場所の所在地に関わらず、ローカル感がなくなるため、仕事の幅が広がりやすくなる。バーチャルオフィスの立地次第では、ブランディング力を高めることも可能になる。