VoIPぶいおーあいぴー、ぼいっぷ
・正式名称:Voice over Internet Protocol
概要
VoIP(Voice over Internet Protocol)とは、インターネットなどのコンピュータネットワークを通じて音声データを送受信する技術のこと。インターネット電話やIP電話と呼ばれるサービスは、この技術によって実現されている。
特徴
VoIPでは、話し手の音声をインターネット上の通信データであるパケットに変換後、インターネット回線を通じて相手方に送信し、相手方に届いたパケットデータが再び音声信号に復元されることで通話が可能となる。電話の発着信の制御にはSIP(Session Initiation Protocol)、音声の制御にはRTP(Real-time Transport Protocol)というプロトコル(通信規格)が使われることが多く、いずれもリアルタイムの通信に適したプロトコルである。
VoIPは、回線使用効率が高いインターネットのネットワークを使って音声データを送受信するため、通話料金を安くすることができる。固定電話に比べて音質は定価するものの、工事費や電話加入権がかからず、基本料金も安価で、距離に応じて高くなることもないためコスト面で優れている。
利用されるシーン・解決できる課題
通信コストの削減を目的として企業が導入する例が多い。海外への通話料金も変わらないため、特に海外に拠点を持つ企業、海外との取引の多い企業にとっては、国際通話料金が削減できるため、大きなコスト削減に繋がる。