WebRTCうぇぶ りあるたいむ こみゅにけーしょん
・正式名称:Web Real-Time Communication (ウェブリアルタイムコミュニケーション)
概要
WebRTC(Web Real-Time Communication)とは、HTMLのAPIのひとつ。映像や音声などの大容量のデータをリアルタイムに送受信できる。また、不特定多数の人がファイルなどを送受信することが可能な仕組みが備わっている。
HTMLなどのプロトコルがインターネットの普及を押し上げ、コミュニケーション機能がAPI化したことで、ソフトウエアの開発が容易にできるようになり、2013年W3C(World Wide Web Consortium)という国際的な非営利団体が、リアルタイムコミュニケーション用のAPIの定義として提唱、ソフトウエア開発に対する標準パッケージとしてWebRTCが誕生した。
Google Chrome、Microsoft Edge、Safari、Mozilla Firefox、Operaなど主要なWebブラウザに対応しており、WebRTCが正式な標準仕様に到達したことがW3CとIETFによって公式に発表された。
利用されるシーン・解決できる課題
ソースコードが公開されているオープン規格のため、個人や企業が自由に利用でき、Web会議、Web面接、オンライン営業などのビジネスシーンではもちろん、オンライン教育、ボイスチャット、オンラインクレーンゲームなどでも利用されている。また、遠隔医療、IoT映像配信、などその利用シーンは今後さらに広がることが予想される。