WPA2だぶりゅーぴーえいつー

・正式名称:Wi-Fi Protected Access 2

概要

WPA2(Wi-Fi Protected Access 2)とは、無線LANの暗号化方式の規格の一つ。無線LANに接続する際に端末や接続先を認証し、通信を暗号化するために用いられる。または、無線LAN機器の業界団体で「Wi-Fi」の商標権利者であるWi-Fi Allianceの認証プログラムを指す場合もある。

特徴

かつて無線LANの暗号化にはWEP(Wired Equivalent Privacy)という規格が使われていたが、セキュリティの脆弱性が指摘され、その対策として後継規格の策定が進められ、2002年にWPA(Wi-Fi Protected Access)、2004年には強力な暗号化方式を導入したWPA2が発表された。WPA2は、2017年10月にKRACKsと呼ばれる脆弱性が発見されたが、主要ベンダーがファームウェア(機器を動作させるためのソフトウェア)を修正することで対応した。その後、2018年にはさらにセキュリティを強化し、機能の拡張を行ったWPA3が発表されている。

利用されるシーン・解決できる課題

パソコンやスマートフォン、スマート家電といった無線LANでインターネットに接続する多くの機器でWPA2が標準的な規格として採用されており、高いレベルで通信を保護することが可能となっている。