ヒートマップの分析レポート 2022 Spring |ITreviewカテゴリーレポート
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ヒートマップ のカテゴリーレポート
2022 Spring

ITreview カテゴリーレポートは、各カテゴリーに掲載されているプロダクトを機能やユーザビリティ、価格、導入・実装時の手間のといったビジネスに直結する視点でより詳細に比較・分析できるレポートです。
ITreviewに掲載中のプロダクトのうち、30以上のユーザーレビュー(販売関係者除く)を獲得した人気プロダクトを掲載しています。
ユーザーが使いやすいプロダクトは? コストパフォーマンスが高く、導入もスムーズにできるプロダクトは? 自社の課題を最も解決できるプロダクトはどれなのか、プロダクト選定の参考にご活用ください。

 ヒートマップとは、収集したデータを色分けすることによってデータの意味・重み付けの強弱を認識できるようにした解析手法のこと。Webアクセス解析分野で多く用いられており、Webサイトに訪問したユーザーの行動調査を目的にページの滞在時間や目線の動きなどの情報を可視化する。人の目線とマウスポインタの動きには相関関係があるため、ヒートマップツールはマウスポインタの動きやクリック・ポイント・スクロールといったマウス操作を追跡・記録し、計測結果を分析してWebページ上にヒートマップを表示する。LP改善やSEO対策の一環としてマーケティング担当者やUI/UXデザイナーは、このヒートマップの情報を基にWebページのデザインがユーザーの興味を引くか否かを検証し、デザインの改善に取り組んでコンバージョン率(CVR)の向上に役立てる。ヒートマップの機能は、Web開発インフラやCMS(コンテンツ管理システム)、A/Bテストなどのテスト・分析ツールに統合されていることもある。

ヒートマップの定義
・Webサイト閲覧者のポインター移動、スクロール情報、クリック情報、熟読エリア情報を記録し、ヒートマップとして表示
・ページごと、または個別のユーザーセッションごとにデータを収集できる
・閲覧状況のレポートを作成できる


ヒートマップで主な種類

・アテンションヒートマップ
ユーザーが熟読する箇所を特定することができる。よく読まれている箇所が視覚的に特定できるため、特に読ませたい箇所が読まれているか確認できる。

・スクロールヒートマップ
ユーザーがページのどこまで読了したか(どこで離脱したか)を把握することができます。離脱率が高い場所を特定し、改善することで、よりよいユーザー行動を提供することが可能

・クリックヒートマップ
どの箇所がクリックされているか確認することができる。内部リンクやボタンがクリックされていない場合は、別のリンクやCTAボタンに変えることで、回遊率の改善やコンバージョンの改善に役立てる。

・マウスフローヒートマップ
マウスの動きを取得し、ユーザーの興味関心が高い場所を確認することができる。基本的にはPCでの取得となるため、基本的にはモバイルユーザーのデータ取得は不可。

ヒートマップツールの導入効果

ヒートマップツールを導入することによってどんなメリットが生まれるのか。以下で詳しく解説していく。

Webページのデザインを客観的に評価

 ヒートマップを利用すれば、Webページのどこにユーザーの目線が集まっているのか、デザインやレイアウト構成を客観的に評価できる。閲覧して欲しいコンテンツが読まれていなかったり、想定していない場所に目線が集まっていたり、リンクのない場所がクリックされていたりといったデザイン上の不都合を素早く見つけることができる。

初心者でもユーザーの行動を把握しやすい

 ヒートマップは、Webページのどの部分にマウスの動きが集中しているか、どのボタンやリンクがよくクリックされているのか、ページのどこまでスクロールされているのか、どのコンテンツが熟読されているのかといった情報が可視化されており、ページを閲覧するユーザーの行動が把握できる。アクセス解析の専門家でなくても理解しやすいので、ヒートマップを共有すれば、コンテンツホルダーやデザイナーなど専門外のメンバーと協力しながらWebページの改善策を探ることができる。

テストツールと組み合わせてCVRを向上

 ヒートマップはWebページの現状を計測・可視化するツールであり、それだけではWebページのデザインを改善することはできない。A/Bテストなどのテスト・分析ツールと組み合わせてヒートマップの比較を繰り返すことで、ユーザーの興味を引くコンテンツをどこに配置すべきかが分かるようになり、そこから結果的にコンバージョン率を向上させるという効果が期待できる。

クリックされた箇所の計測にタグを入れる必要がない

ヒートマップツールを利用しない場合は、クリックされた場所を特定するために、各リンクにGoogle Tag Managerなどを設定する必要がある。しかし、クリックヒートマップは画面上のどこでクリックされたか判別することができるため、この必要がない。ただページ単位での計測となるため、サイト全体におけるクリックのデータを取得したい場合は、タグなどを設定するほうが効率が良い


ヒートマップツールのおすすめユーザー


導入検討/利用ユーザー
 ・Webマーケティング業務を担当するマーケティング部門の責任者・担当者
 ・Webページのデザインを担当するWebサイト開発・運営部門の責任者・担当者

いち早いコンテンツ改善にはスクロールヒートマップを

ユーザーが離脱した箇所を特定することができるため、修正するべきポイントがすぐに明確となる。知見がないが、感覚的にコンテンツの改善を行いたい方にはスクロールヒートマップは活用するとよい。

コンバージョン改善や回遊率の向上にはクリックヒートマップを

クリック箇所を可視化するクリックヒートマップを活用することにより、「コンバージョン改善」や「回遊率の向上」に貢献することができる。例えば、CTAボタンを設置したもののクリックが発生していない場合、色や大きさ、ビジュアルなどを変えて効果計測、改善を繰り返していくことで、コンバージョン改善に結びつけることができる。また、記事読了後に関連記事がクリックされているかの確認は重要だ。クリックされていない場合、適切な記事が表示されているかなどの改善に結びつけ、サイト内の回遊率に高めることが可能となる。

ユーザーの興味・関心の特定にはアテンションヒートマップを

ユーザーがどこが気になっているのかをアテンションヒートマップの色濃く表示された場所で特定することができる。興味関心が高い箇所の内容が薄ければ、厚くすることによって平均滞在時間や熟読率を高めることができる。

ヒートマップツールの機能


Webページ上のユーザー行動の可視化

機能 解説
スクロール到達エリアの可視化 ユーザーが閲覧しているWebページ上のスクロール到達点や滞在時間をヒートマップで表示する。また、ヒートマップをクリックすると、ページ上に閲覧数やクリック数などのデータを表示できる製品もある
マウスの動きを可視化 マウスの動きをヒートマップで表示し、ユーザーが注目している箇所を特定する
クリックポイントの可視化 ユーザーが実際にクリックしているポイントをヒートマップで表示する。勘違いによるクリックなどを可視化する製品もある
ユーザー行動の再現 Webページ上のユーザー行動を記録し、再生する。また、気になる行動をマークして、それと似た行動を全て再生できる製品もある
フォーム分析 入力フォーム上でのユーザーの離脱状況を可視化する
モバイルデバイス対応 モバイルデバイス用Webページへの対応
ダッシュボード 分析結果のレポートを表示するダッシュボードを提供する

ヒートマップツールの管理

機能 解説
ユーザー管理 ヒートマップの利用者(マーケティング部門、Web開発運営部門の担当者)を役割やグループに分け、データや機能へのアクセス権を設定・管理する
API 他のアプリケーションと連携するためのAPIを提供する
カスタマイズ 独自の改善プロセスに合わせてヒートマップ管理をカスタマイズする


ヒートマップツールを選ぶポイント


ツールごとの違い

 ヒートマップには、製品の機能により大きく以下の2種類に分けられる。

・ヒートマップに特化したツール
 ユーザーのマウス操作などの情報を基に、分かりやすいヒートマップを表示する機能に特化した製品。Webページの改善は、他のテスト・分析ツールと併用することを前提としている。

・アクセス解析ツールの付属機能
 アクセス解析ツールの付属機能として、ヒートマップを表示する機能を備えた製品。ヒートマップの機能性は限られるものの、他のツールと併用することなくWebページの状態を可視化・分析できる。

導入形態

 ヒートマップは、クラウドサービスとして提供されているサービスが一般的。多くのツールがページビュー数による無料利用枠を設けているので、使い勝手や効果を確認してから全面的な本番導入に移行できる。

価格形態・契約形態

 ヒートマップを利用するには、サービスを導入する際のサービス利用に発生する月額費用を支払う。月額費用は、ヒートマップを表示するWebページのページビュー数、URL数、ドメイン数によって異なる場合がある。自社が測定するにあたっての条件を考慮したうえで、プランを選定することが重要となる。

オプション

 ヒートマップの中には、分析・レポート機能をオプション(または別製品)として提供している場合がある。また、スマートフォンやタブレットなどのモバイルデバイスに対応したWebサイトに対応したヒートマップの機能を別に用意している場合もある。


無料ヒートマップを活用する際の注意点

ヒートマップツールの中には、無料で活用できるものもあります。しかし無料が故に活用できる機能に制限がある場合がある。自社で必要な機能が使えるか確認することはもちろんのこと、以下を事前に確認しておくことが重要だ。

・URL数や、PV数に制限はあるか
無料の場合、多くは計測URL数やPV数に上限が設定されている。それが自社で十分か確認しておこう。特にPV数は、上限に達してしまうと、月半ばで計測ができなくなってしまう恐れがあるため注意が必要だ。

・有料プランへの移行時にデータは引き継げるか
多くの場合では引き継げるが、有料プラン移行時に、過去のデータを引き継げるか確認しておこう。計測データは資産となるため、なるべく引き継げる形で進めていくことが重要だ。

ヒートマップツールの導入要件・他ツールとの連携方法


一般的な導入方法・導入環境

 ヒートマップはマーケティング部門またはWebサイトの開発・運営部門が導入・利用するものであり、導入する際には実際に利用する担当者が必要とする機能を比べながら検討を行うことが望ましい。

導入時に必要なもの

 ヒートマップを導入する際には、実際に運営しているWebページをあらかじめ用意し、そこにヒートマップ用のタグを埋め込むという作業が必要になる。

導入後の運用方法・サポートの有無

 ヒートマップの運用で特に重要な留意事項は、ヒートマップによってユーザーの行動を可視化したからといってWebサイトの改善できるわけではないということ。ヒートマップで視覚化された情報をアクセス解析ツールを使って分析し、さらに効果的なWebページに改善できるだけのスキルが必要になる。

他製品との連携効果

 ヒートマップは、Webページのテスト・分析を行うアクセス解析ツール、コンテンツを作成するためのCMSツールなどと組み合わせて利用する。アクセス解析を行って改善するべきWebページの箇所を特定し、それをどのように改善していくかというヒントを得るためにヒートマップで確認するという連携を行うことによって、初めて効果が発揮できる。

ITreview Gridの算出方法について

ITreview Gridとは

ITreview Gridとは、本サイトに集まったレビュアーによる満足度評価と市場の認知度を、独自のアルゴリズムで掛け合わせた四象限のマップです。 ITreview Gridは、ITreviewが定めたカテゴリーごとにスコアを算出し作成します。

作成と更新頻度

ユーザーによるレビュー数が1製品に付き3件を超えると、該当カテゴリーのITreview Gridが作成されます。 また、1カ月ごとに更新され、前月までに集められた累計のレビューデータを基に算出されます。

Leader、High Performerの表示について

満足度、認知度がともに高い製品をLeaderに、満足度が高い製品をHigh Performerとして四半期ごとにITreview Grid Awardにて表彰し、バッジを発行しています。 レビューが10件以上集まった製品を対象としています。

製品概要・基本スコアについて

製品概要・スコアページでは本カテゴリーのレポートに掲載しているプロダクトの説明・URL・開発ベンダーやカテゴリーページで掲載中の各スコアを掲載。レポート内の各ページにおける視点で比較・検討する前に各プロダクトの説明やスコアなどの概要を一覧で把握することが可能です。

基本機能について

こちらのページでは、プロダクトに搭載されている機能ごとのユーザー評価を一覧で確認可能です。各プロダクトが搭載する機能や、長所や短所を把握し課題の解決にお役立てください。

レーティングについて

レーティングページでは、プロダクトページやプロダクト比較ページに掲載しているスコアを一覧で確認できます。ユーザーから取得した「価格」や「機能に対する満足度」「使いやすさ」「サポートの品質」などの評価項目をレーダーチャートで視覚的に表示しています。より直感的に各スコアを把握可能です。

ユーザビリティ・価格について

こちらのページでは、取得したデータを用いて"ユーザービリティの良さ"を算出した「ユーザービリティスコア」を始め、価格に対する満足度である「価格スコア」、プロダクトの機能追加やバグ修正など「バージョンアップの適正度」などを表示しています。製品の使いやすさやコストパフォーマンスについて把握可能です。

実装について

こちらのページではレビュー投稿者のうち、「導入決定者」と「IT管理者」の回答から算出した値を表示しています。「導入形態」や「導入にかかる期間」「自社での実装が可能か」など導入の各フェーズに対する指標の把握に活用できます。

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・上記掲出情報は2022年3月末時点の情報となります。

・本レポートには30件以上のレビューを獲得した製品を掲載しています。

・評価項目は全て5点満点です(小数点第二位以降切り捨て)。販売関係者のレビューは除いて算出しています。

・枠内が「-」の箇所は、回答者数が10件未満とデータ不足のため表示しておりません。
「導入のしやすさ」「管理のしやすさ」「導入形態」「実装の主体者」「購入から稼働開始までの期間」についてはIT管理者・導入決定者のみ回答できる項目です。回答者が限定的なため、6件未満のデータのみ表示しておりません。

・無断転載を禁じます。

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