非公開ユーザー
病院|社内情報システム(企画・計画・調達)|300-1000人未満|IT管理者|契約タイプ 有償利用
インターネット分離で利用
良いポイント
優れている点
Ericom Shield Cloudはプロキシサーバーへの通信で使用する仮想ブラウザで、病院内の診療系ネットワークで運用しています。
診療系クライアントPC側でユーザーは特に意識すること無く通常のインターネットサーフィンが出来ており、本来だと別途設置した情報系PCでインターネットサーフィンを行う所、その必要がなく便利です
またセキュリティ対策においてはファイルのアップロード、ダウンロードは全てチェックされ無害化、もしくはブロックされるので、職員に対して使用方法の説明や「危なそうなサイトにアクセスするな」等のセキュリティ意識の啓発など行う必要が有りません。
同様のサービスや電子カルテのオプションとして「仮想ブラウザ」は他ベンダーからも販売されていますが、価格面で圧倒的に良く、ブラウザの使い味も気になるところが無いので良い製品だと思います。
改善してほしいポイント
ライセンス形態が「✕✕画面同時」と言う契約方法です
1タブを1画面と見なしますが、過去にかなりの画面数を1人で使用している職員が居たので
「同一クライアントからは最大✕✕画面(タブ)まで」といった設定が有ると良いかと思いました。
その時はたまたま近くを通りかかり発見したので良かったですが
見つからなかった場合、今でもそういった使い方をされていたかと思うと・・・
仕組み上、難しいかもしれませんがリアルタイムでクライアントPC毎の使用状況がわかるとありがたいです。
どのような課題解決に貢献しましたか?どのようなメリットが得られましたか?
本来であれば診療系PC(電子カルテ用PC等)はクローズネットワークとしインターネットサーフィンを出来ない様にするのが大多数の病院で行われているセキュリティ対策ですが、診療系端末でインターネットサーフィンを安全に使用可能になったため、インターネット接続をするための情報系PCを別途設置する必要が無く、端末台数削減に繋がりました。
またクラウドの製品を診療系PCでも使用可能となったことからグループウェアや勤怠系のクラウド製品を運用出来ています。
過去に様々な制約でPCの台数が増えていましたが、直接通信したい接続先は登録可能なため
接続先に起因する制約は無くなり、複数システム相乗りPCを運用可能となったのは利便性の大きな向上となっています。
検討者へお勧めするポイント
クローズ環境で運用するシステムが有る会社では、1デスクに2台のPCといった運用をされていると思いますが1台に集約可能です。ただしメール等やGoogleスプレッドシート、Googleフォームなどはセキュリティ方針と天秤に掛ける必要があるので注意して下さい。
メールはwebメーラーを使用することで困りませんが、パスワード付きファイルなどは中身のチェックが出来ないためブロックされますので「ギガファイル便」といったサービスを経由することになります。