ARえーあーる
・正式名称:Augmented Reality(拡張現実)
概要
AR(Augmented Reality)とは、拡張現実のこと。スマートフォン/タブレットなどのデバイスと連携して動作し、カメラで撮影されている実写映像と、コンピューターが生成したデジタル映像を重ね合わせることで、現実世界でデジタルオブジェクトを操作しているような体験を提供する。
特徴
VR(Virtual Reality:仮想現実)も仮想世界の体験を提供する技術だが、VRは専用ハードウェアを装着することで、CGや実写映像で構築された3D空間に入り込んだような感覚を得られるのに対し、ARは現実世界の情報をベースにデジタル情報を重ね、視覚的に現実を拡張した表現を可能にする。
利用されるシーン・解決できる課題
2016年のスマートフォン向けゲームアプリ「ポケモンGO」の登場でARは大きな注目を集めた。自分の部屋に3D家具を仮想的に設置できるアプリ「IKEA Place」、外部にいる医師が共有している画面上で切開するラインを執刀医に指示できる遠隔医療システム「STAR」など、エンターテインメントに限らず多くの分野でARは活用されている。Microsoft HoloLensのような専用のデバイスを装着し、現実世界の空間をベースに空間情報を持った仮想世界を投影するMR(Mixed Reality:複合現実)も注目されている。