Lockdownろっくだうん

・正式名称:lockdown (ロックダウン)

概要

ロックダウン(lockdown)とは、情報セキュリティの分野では、ロックダウン型セキュリティを指し、システムを特定の用途のみに制限して、あらかじめ許可されたアプリケーションのみを動作可能にすることを意味する。

特徴

ロックダウン型セキュリティでは、脆弱性攻撃への対策機能によってコンピュータウィルス・マルウェアの侵入を防止した上で、必要なアプリケーションのみが動作するように制御することで、ウィルス・マルウェアにさらされた場合も実行されるのを防ぐことができる。製造業の生産ラインで利用される産業用機械システムや、家電・業務用機器に搭載された組込システムなどの場合、システムの用途が限定されており、用途以外の機能が動作する必要はないため、ロックダウン型セキュリティが有効である。一般的なセキュリティ対策ソフトでは、常に最新のウィルス定義ファイルを適用して運用する必要があるが、ロックダウン型セキュリティでは、導入後はシステムの変更がない限り、そのまま運用を続けることができる。

利用されるシーン・解決できる課題

利用している業務アプリケーションが最新OSに対応していないなどの理由で、サポートの終了した古いOSの端末を残すような場合に導入されることも多い。ネットワークに接続せずに運用していても、データのやり取りのためにUSBメモリを接続するなどによりリスクにさらされる場合があるが、ロックダウン型セキュリティを利用していればコンピュータウィルス・マルウェアの実行を防ぐことができる。

Lockdownの関連カテゴリー