スコープすこーぷ
・正式名称: Scope
概要
スコープ(Scope)とは、範囲・視野・領域を意味する単語で、IT業界に限っても使用される局面によってそのニュアンスは異なる。
プロジェクト管理におけるスコープ
プロジェクト管理においては、プロジェクト管理の世界標準であるPMBOK(Project Management Body of Knowledge)では、プロダクトスコープ(成果物スコープ)とプロジェクトスコープ(作業スコープ)の2つのスコープが定義されている。プロダクトスコープは、そのプロジェクトの成果物を定義したもので「何を作るか」を定める。プロジェクトスコープは、そのプロジェクトの作業範囲を定義したもので「何をするか」を定める。プロジェクトの期間や費用を見積もる上では、いずれのスコープもプロジェクトの開始前に定義して文書化し、関係者の合意を得ることが必要である。
プログラミングにおけるスコープ
プログラミングにおいては、プログラムで使用する変数の有効範囲のことを指す。変数の有効範囲がプログラム全体の場合、その範囲をグローバルスコープと呼び、有効範囲が特定の関数の中だけの場合はその範囲をローカルスコープと呼ぶ。また、グローバルスコープを持つ変数をグローバル変数、ローカルスコープを持つ変数をローカル変数と呼ぶ。