多言語対応のECサイトを構築する際は、以下のサービスの利用がおすすめです。
- Shopify(ショピファイ)
- Adobe Commerce(Magento)
- Wix
- WooCommerce
- BigCommerce
- ecbeing
- GMOメイクショップ(MakeShop)
- Live Commerce
※本記事では「多言語対応=ECサイトを複数言語で表示できること」「越境EC対応=多言語表示に加えて、海外販売に必要な運用設計まで対応すること」を指します。
目次
Shopify(ショピファイ)
Shopify(ショピファイ)は、日本を含む175か国以上(2026年3月時点)で利用されているEC構築サービスです(※)。
Shopifyには、ストアの言語を複数設定できる機能があります。Shopify公式が提供する翻訳アプリをシステムと連携させることで、商品ページや決済画面の多言語対応が可能です。
また、サイト構築の経験がなくても、指定のテンプレートを利用すればオンラインショップを開設できます。グローバルな決済手段や海外配送にも対応しているため、海外の顧客に向けたECサイトを構築したい場合に活用できます。海外販売を迅速に始めたい企業や、テンプレートに沿ってECサイトを構築したい企業におすすめの製品です。
ITreview上では、Shopifyについて「Shopify App Storeでアプリをインストールすれば、希望要件に合わせてサイトを拡張できる」「通貨変換や言語切り替え機能が容易で海外売上が15%まで成長した」といった声が見られました。
※ 出典:Shopify.「Shopify(ショッピファイ)とは? 機能やサービスのまとめ」(2024-01-16)
Adobe Commerce(Magento)
Adobe Commerce(Magento)は、グローバル向けのECサイト構築に対応したECプラットフォームです。多言語・他通貨対応のECサイト構築に対応しています。
また、複数のサイトを一括管理できる他、商品管理や購入データの分析、在庫管理といった機能も備えています。
さらに、Adobe Commerce(Magento)はオープンソースのため、運用体制やセキュリティレベルに合わせてサイトをカスタマイズできる点も魅力です。
自社でECサイトの構築体制を持ち、言語を含むサイト設計に関する要件を柔軟にカスタマイズしたい企業に向いています。
Wix
Wixは、ノーコードでWebサイトやECサイトを構築できるサービスです。150以上の言語に対応しており、エディタ上にはGoogle翻訳機能が内臓されているため、多言語対応のECサイトをスムーズに構築できます(※)。
ITreviewのWixのレビューページには、「コードが書けない人でも簡単にWebサイトが作成できる」「標準の翻訳エンジンで多言語ページを簡単に作れる」といった声が寄せられています。
対応言語や翻訳方法は、機能更新によって変わる可能性があるため、最新情報は公式ホームページでご確認ください。
また、サイトのデザインに合わせて言語メニューを表示できる他、言語ごとのSEO設定にも対応しています。さらに、ノーコードでサイトを構築できるため、プログラミングの知識がない場合でもグローバル向けECサイトの立ち上げが可能です。
Wixは、Webサイト構築の経験がない企業や、手軽に多言語対応のECサイトを立ち上げたい企業に向いています。
ユーザインタフェースに優れており直観的にWebデザインが可能
※ 出典:WIX.「Wix マルチリンガルで多言語サイトを作成しよう」(参照2026-03-28)
WooCommerce
WooCommerceは、WordPressをベースにしたECサイト構築サービスです。上位100万のeコマースサイトのうち、約31%がWooCommerceを利用しています(※)。
多言語対応のECサイトを構築する場合は、多言語プラグインのWPMLを導入することで対応可能です。WPMLを使うことで、WooCommercemの多言語化や翻訳対応、は、海外向けECサイトに必要なAI翻訳や多言語SEOにも対応できます。
また、WordPress上でデザインや機能を柔軟に編集できるため、カスタマイズ性が高い点も特徴です。小規模・中規模のECサイトを構築したい場合に向いています。
※ 出典:WooCommerce.「WooCommerce」(参照2026-03-28)
BigCommerce
BigCommerceは、豊富なテンプレートからノーコードで販売ページを作成できるクラウド型のプラットフォームです。
BigCommerceは、多言語・多通貨といった海外販売向けの機能を備えています。カスタマイズ性も高く、自社の事業規模や運営方針に合わせてサイト構築が可能です。
ただし、管理画面や公式サポートの言語は英語が中心のため、管理画面の操作や設定に慣れるまで時間がかかる可能性があります。
BigCommerceは、英語の管理画面やサポートでも問題なく運用できる企業や、自社のサイト構築の要件に合わせて柔軟にカスタマイズしたい企業におすすめです。
ecbeing
ecbeingは、17年連続シェアNo.1の国内ECサイト構築サービスです(※1)。世界30以上の言語、100種類以上の現地通貨、150種類以上の現地決済方法に対応しています(※2)。配送オプションや各国の規制に基づいた設計にも対応可能です。
また、越境ECの構築から運用支援まで一貫して対応しており、導入時の疑問や課題を相談しながらECサイトを構築できる点が特徴です。これまで中堅・大手企業を中心に1,600以上のECサイト構築実績があり、オンラインショップ開設に関する豊富なノウハウを持っています(※1)。
ITreview上でも、「必要な機能やメニューが過不足なくそろっている」「開発段階では細部まで入念に打ち合わせしてくれた」といった機能性やサポート体制を評価する声が多く見られました。
ecbeingは、国内の企業で信頼性のある構築サービスを利用したい企業や、言語機能に加えてサポート体制の充実度を重視する企業におすすめです。
※1 出典:ecbeing.「ecbeingについて」(参照2026-03-28)
※2 出典:ecbeing.「越境EC・海外進出をお考えですか?」(参照2026-03-28)
GMOメイクショップ(MakeShop)
GMOメイクショップ(MakeShop)は、法人導入実績12,000社以上、お客さま満足度98%のECサイト構築サービスです(※1)。
多言語対応のECサイトを構築する場合は、多言語ツール「WOVN.io」と連携することで対応できます。WOVN.ioとは、Webサイトの多言語対応が最短5分で完了する多言語ツールです(※2)。国内の食品やアパレル業界、コスメ・健康食品など、幅広い業界のECサイト構築で選ばれています。
ITreview上の製品ページでは、「電話やチャット、マニュアル、掲示板など複数の方法でサポートが受けられる」「カスタマイズ性とデザイン自由度が非常に高い」とサイト構築のスムーズさを高く評価する声が多く見られます。
GMOメイクショップは、「日本企業が提供するサービスを利用したい」「カスタマイズ性やサポート体制を重視している」と考えている場合におすすめのサービスです。
専門チームによるサポートと自由度の高さ、豊富な拡張オプション
※1 出典:makeshop.「【makeshop】公式サイト – GMOメイクショップ(公式)」(参照2026-03-28)
※2 出典:makeshop.「ウェブサイト多言語化ツール「WOVN.io」」(参照2026-03-28)
Live Commerce
Live Commerceは、日本語・中国語・英語に対応したECサイト構築サービスです(※)。その他の言語は、管理画面から追加することで利用できます(※)。
Live CommerceのECサイト構築の管理画面は、専門知識がない方でも直感的に操作しやすい設計です。Webサイトのカラーやバナーの変更、ロゴのアップデートも管理画面から簡単に行えます。
サイト構築だけでなく、売上向上に向けた広告運用の支援や海外配送のサポートなど、越境ECの運用支援にも対応しています。サイト構築をスムーズに進めつつ、越境ECの運用効果を早期に出したい企業におすすめです。
※ 参考:Live Commerce.「テーマ(デザインテンプレート)」(参照2026-03-28)
多言語対応可能なECサイト構築サービスを選ぶときのポイント
多言語対応が可能なECサイト構築サービスは、以下のポイントを重視して選びましょう。
- 希望の言語・決済手段に対応しているか
- 現地の法律・市場に合わせてサイト構築を行っているか
- 事業規模に合ったサービスか
- 越境ECの導入支援・運用支援を提供しているか
- 国内での導入実績が豊富な会社が提供しているか
参考までに、今回紹介したECサイト構築サービスを特徴別に整理しました。
| サービス名 | 多言語対応方法 | 重視するポイント | おすすめの企業 |
|---|---|---|---|
| Shopify(ショピファイ) | 公式アプリストア内の翻訳アプリによる連携 | 世界全域・多言語対応 | 海外販売を迅速に始めたい企業テンプレートに沿ってECサイトを構築したい企業 |
| Adobe Commerce(Magento) | 要確認 | 世界全域・多言語対応カスタマイズ性 | 自社でECサイトの構築体制を持っている自社の要件に応じてカスタマイズしたい企業 |
| Wix | 要確認 | 越境EC特化型ノーコードでのサイト構築 | Webサイト構築の経験がない企業手軽に多言語対応のECサイトを立ち上げたい企業 |
| WooCommerce | WPMLなどのプラグインの導入 | カスタマイズ性 | 小規模・中規模のECサイトを構築したい企業多言語SEOを進めたい企業 |
| BigCommerce | 要確認 | 世界全域・多言語対応 | 英語の管理画面でも問題なく運用できる企業自社の要件に合わせて柔軟にカスタマイズしたい企業 |
| ecbeing | ベンダーと要件をすり合わせて個別設計で対応(要確認) | 国内のサポート海外対応支援 | 国内の企業で信頼性のある構築サービスを利用したい企業サポート体制の充実度を重視する企業 |
| GMOメイクショップ(MakeShop) | 多言語ツール「WOVN.io」との連携 | 国内のサポート海外対応支援 | 日本企業が提供するサービスを利用したい企業カスタマイズ性・サポート体制を重視する企業 |
| Live Commerce | 主に日本語・英語・中国語に対応(その他の言語は管理画面から追加可能) | 越境EC特化型ノーコードでのサイト構築 | サイト構築をスムーズに進めたい企業越境ECの運用効果を早期に出したい企業 |
※上記の比較表は、各サービスの特徴をもとに編集部で整理したものです。製品の対応範囲や機能、操作性は、利用プランや設定、導入環境によって異なる場合があります。詳細は各サービスの公式情報をご確認ください。
このように、サービスによって対応言語や決済手段、強み、実績が異なります。どのツールが適しているかは、自社の販売戦略や事業規模によって判断が分かれるため、対応言語数だけでなく、機能やサポート体制も含めて総合的に判断することが重要です。
まとめ:多言語対応のECサイト構築サービスは自社の越境EC戦略に合わせて選ぶことが重要
多言語対応のECサイトを構築する際は、販売エリアや事業規模に合ったサービスを選ぶことが重要です。対応言語・通貨・決済方法はもちろん、現地の市場や法律に合わせてサイト構築を進められるサービスを選びましょう。
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