井口 由衣
グローリー株式会社|一般機械|社内情報システム(その他)|1000人以上|導入決定者|契約タイプ 有償利用
運用支援が手厚い電子カタログ
良いポイント
弊社の公式BtoB ECサイト「ALMOTT」(アルモット)では、サプライカタログや連載漫画コンテンツをActiBookで公開しています。PDFを電子ブック化して本棚サイトに並べられるため、紙カタログに慣れたお客様にも自然に案内でき、URL共有もしやすいので営業担当者がお客様へ資料を案内する場面でも使いやすいです。カタログだけでなく、漫画、動画、社内向け資料なども同じ本棚に集約できるため、将来的には営業向け資料や社内向けコンテンツの保管場所としても活用できると感じています。特に助かっているのは導入後の伴走支援です。担当の味岡様から定期的に活用状況の確認や提案をいただいており、更新が後回しになりがちな運用でも良いリマインドになっています。同社のチャットボットも利用していますが、導入後に放置されない安心感があり、価格も機能と支援内容を考えると適正です。単なる公開ツールではなく、継続運用を支える仕組みとして使える点を評価しています。新しいコンテンツを追加する心理的なハードルも低く、小さく試して反応を見ながら内容を増やせる点も実務では助かっています。
改善してほしいポイント
改善を期待する点は、管理画面と本棚サイト設定の分かりにくさです。細かい操作で迷う時間が減るだけでも、公開頻度を上げやすくなると思います。
コンテンツ一覧では、タイトルをクリックすると内容編集に進めそうに見えますが、実際の編集導線は別にあり、初見では迷いやすいです。編集口と削除アイコンが近い点も誤操作が不安です。
本棚サイトも、カテゴリ編集から優先表示するコンテンツを並び替える流れが分かりづらく、慣れるまで時間がかかります。CSVでのコンテンツ一括登録・更新、画像からのPDF作成、PDFの結合・分割などの簡易編集や、PVだけではなくアクセス数も日次のグラフや数値でエクスポートできる機能があると、更新作業と効果確認の負荷を大きく減らせます。
さらに本棚のサイトのHTMLやデザインをもう少し柔軟に調整できると、自社サイトとの見た目の一体感も出しやすいです。(既存のものですと上部帯部分がダークモード縛りになっているので左上ロゴがどうしても浮いて見えてしまいます。)
また、サイトへの埋め込みのインフレームタグは、サイト側のメインコンテンツ幅に合わせて、もう少し柔軟に調整できると使いやすいです。
どのような課題解決に貢献しましたか?どのようなメリットが得られましたか?
紙カタログだけの場合は多めに印刷して在庫を持つ必要があり、内容更新のたびに配布や残部管理も発生します。電子カタログを併用することで、Ver.26では6,000部だった印刷部数をVer.30では2,000部に抑えられ、6,000部を印刷した場合と比べて約460万円、約67%のコスト抑制につながりました。また、カタログのすべてのページにECサイトの商品詳細ページへのリンクを設定しているため、閲覧後すぐに該当商品の確認・購入検討へ進める導線を作れています。紙面を見るだけで終わらせず、商品詳細ページへの送客、商品理解の促進、CVR向上に寄与する販促施策として活用できている点が大きなメリットです。
アクセス数もVer.27は1,093、Ver.28は30,138、Ver.30は現時点までで4,479と実績があり、Ver.29は社内版のため除外していますが、公開版カタログには一定の閲覧が集まっています。紙とWebを併用することで、コスト削減、在庫管理負荷の軽減、販売導線強化、営業活動での案内のしやすさ、効果測定のしやすさの面で貢献できています。
検討者へお勧めするポイント
紙カタログやPDF資料をすでに運用していて、Web上でも見やすく整理したい企業には特に向いていると思います。単にPDFを掲載するだけでなく、本棚サイトとして複数のカタログやコンテンツをまとめられるので、営業資料、商品カタログ、社内向け資料、動画、漫画などを一元管理したい場合に使いやすいです。ECサイトを運営している場合は、カタログ内の各ページから商品詳細ページへリンクを設定することで、閲覧から購入検討までの導線を作れる点も大きなメリットです。紙カタログの印刷部数削減や在庫管理負荷の軽減にもつながるため、コスト削減と販促強化を同時に進めたい企業には検討価値があります。一方で、管理画面の操作性や一括登録機能には改善余地もあるため、導入前に、実際の運用担当者が管理画面に触れて更新頻度やコンテンツ量、社内の運用体制に合うかを確認することをおすすめします。導入後のサポートも含め、判断すると良いです。