非公開ユーザー
株式会社タツノ|精密機械|経営・経営企画職|1000人以上|導入決定者|契約タイプ 有償利用
工数情報収集による業務効率化検討の強力な味方
工数管理ツールで利用
良いポイント
クラウドログの最大の魅力は、全国の支店・営業所や個人単位の工数データを一元的かつリアルタイムで集計・分析できる点です。従来は各支店の業務状況がブラックボックス化しがちでしたが、クラウドログ導入後は、どの業務にどれほどの時間が割かれているかが即座に把握できるようになりました。特に、入力インターフェースが当社でメインで利用しているGoogleカレンダーと似ており、直感的で、現場のメンバーが負担なく日々の工数を記録できる点が素晴らしいです。
また、集計データをダッシュボードで即時可視化できる点も良い点です。
各担当者で入力した工数データについては、部署で作成したクロス集計表を使用し、分析したいデータを即座に可視化できるため、部門別の業務負荷の偏りを具体的に数値で示せ、経営層への報告や業務改善施策の立案が格段にスピードアップしました。さらに、定型業務の入力テンプレートや、よく使う業務項目の自動補完機能など、現場の声を反映した細やかな配慮も高く評価できます。
改善してほしいポイント
プロジェクトのCSVインポート時の処理速度が遅く、大量データを一括登録する際にタイムアウトや待ち時間の発生が目立つ点は、現場運用上の大きな課題です。当社は全国分のプロジェクトデータを毎日インポート(約400〜500件程度/1日)しております。また初期登録時(全国分のプロジェクトを一度にセットアップする場合)、現状では1回のインポート上限が3000件に制限されており、それ以上のデータは分割して登録する必要があります。この手間と処理の遅さによって、初期導入時の作業効率が大きく損なわれています。
今後は、CSVインポート処理のさらなる高速化や、より大容量データの一括登録にも耐えうるパフォーマンス改善を期待します。これが実現すれば、全国規模のプロジェクト管理においても、セットアップやデータ更新の業務負荷が大幅に軽減され、現場担当者の生産性向上に直結すると考えます。
どのような課題解決に貢献しましたか?どのようなメリットが得られましたか?
クラウドログを導入したことで、これまで見えていなかった支店・営業所ごとの業務負荷や工数配分を、リアルタイムかつ具体的なデータとして可視化できるようになりました。これにより、どの業務項目にリソースが集中しているか、また支店ごとの負荷の偏りや非効率な業務プロセスが明確になり、現場の実態に即した業務改善施策の検討が可能となりました。
実際に、集計作業の自動化や入力の統一化によって、従来Googleスプレッドシートで行っていた手作業の集計や照合作業が大幅に削減され、担当者の負担が軽減されています。また、工数データをもとに、業務負荷の高いプロセスに対して効率化策を立案し、現在はその施策の導入試験を進めている段階です。これらの取り組みにより、今後はさらなる業務効率化や残業時間の削減、部門別損益の精度向上など、経営面でのメリットも期待できる状況となっています。
検討者へお勧めするポイント
クラウドログは、単なる工数管理ツールにとどまらず、組織全体の業務プロセスを「見える化」し、データドリブンな業務改善や経営判断を強力にサポートするプラットフォームです。特に、複数拠点や多部門にまたがる業務の実態把握に課題を感じている企業には、非常に有効なソリューションだと実感しています。
現場でも直感的に使える入力画面がとてもよく、ITリテラシーにばらつきがある組織でも比較的スムーズに定着します。また、工数データを管理会計や経営分析に活用することで、部門別の損益管理やリソース配分の最適化も実現可能です。業務負荷の偏りや非効率なプロセスを可視化し、具体的な改善施策につなげたい方には、ぜひ一度導入を検討されることをおすすめします。