非公開ユーザー
株式会社コアコンセプト・テクノロジー|ソフトウェア・SI|ITアーキテクト|300-1000人未満|ユーザー(利用者)|契約タイプ 分からない
ロードバランサーで利用
良いポイント
最大の特徴は、グローバル外部 HTTP(S) ロードバランサーに1つの Anycast IP を割り当てるだけで、世界中のユーザーが最寄りの Google エッジに自動的にルーティングされることだ。AWS で同等の構成を組もうとすると、CloudFront + 複数リージョン ALB + Route 53 の Latency-based Routing を組み合わせる必要があるが、Google Cloud では LB 単体で完結する。DNS 切り替えやリージョンフェイルオーバーの設計が劇的にシンプルになる。
改善してほしいポイント
LB の種類(グローバル/リージョン × 外部/内部 × クラシック/最新世代)が多く、どれを選ぶべきか判断が難しい。公式の選択フローチャートはあるものの、機能差・料金差・移行可否が分かりにくく、設計段階で迷う場面が多い。種類の統廃合、もしくは要件入力で最適な LB を提案するウィザード機能があれば、初期設計コストが下がる。加えて、コンソール UI の用語が技術寄りで非エンジニアには取っつきにくく、用語の平易化も望みたい。
どのような課題解決に貢献しましたか?どのようなメリットが得られましたか?
グローバルECサイトで、従来はCDN、DNSベース振り分け、リージョン別LBの3層構成だったが、Cloud Load Balancingへの移行で単一IPとURLマップに集約した。海外ユーザーの平均レイテンシが約40パーセント短縮され、リージョン障害時のフェイルオーバー時間はDNS TTLに依存して数分かかっていたものが数秒に短縮された。SSL証明書の更新作業も自動化され、年間40時間以上の運用工数を削減。トラフィック急増時の暖機申請も不要となり、キャンペーン施策のリードタイムが大幅に改善した。
検討者へお勧めするポイント
グローバル展開を見据えたWebサービスや複数リージョンでの可用性確保が必要な構成には特におすすめ。単一のAnycast IPによる世界分散は他クラウドにない強みで、DNS切り替えや暖機申請が不要な点は運用負荷を大きく下げる。一方、LBの種別が多く初期設計で迷いやすいため、要件整理を済ませてから着手するのが成功の近道。