非公開ユーザー
食料品・酒屋|社内情報システム(CIO・マネージャ)|300-1000人未満|ユーザー(利用者)|契約タイプ 無償利用
画面のどこでも即OCR、精度は割り切って使う
OCRソフトで利用
良いポイント
無料でありながら、画面上の任意の範囲をマウスで囲むだけでその場でテキスト化できる手軽さが一番の魅力です。ZIPを展開するだけで動き、レジストリも使わず管理者権限も不要なので、社内の端末に配るときの負担がほとんどありません。起動オプションに /Q を付けると最初から範囲選択モードで立ち上がるため、ショートカットキーに割り当てたり、Batファイル化しておけば、気付いた瞬間に切り取ってOCRという使い方ができます。Windows 10標準のOCRエンジンを使う設計なので、追加のランタイムやモデルのダウンロードが不要で動作も軽快です。選択範囲が表になっている場合にExcelに貼れる形式で出力できる点も、細かいですが実務では助かりました。
改善してほしいポイント
作者が公式説明で「認識精度はないよりマシというレベル」としている通り、精度は正直、物足りません。特に小さい文字、低解像度の画像、日本語と英数字が混在する表では誤認識が多く、目視での確認と修正が欠かせません。選択範囲の拡大、二値化、コントラスト補正など、認識前の画像処理を選べると実用度が上がると思います。また、認識結果をコピー前に修正しやすい編集画面や、数字や英字に対象を絞るモードがあれば、伝票番号やエラーコードの取り違えを減らせます。今後はWindows 11への正式対応と認識精度の向上を期待します。
どのような課題解決に貢献しましたか?どのようなメリットが得られましたか?
社内の問い合わせ対応で、ユーザーから送られてくるエラー画面のスクリーンショットや、文字をコピーできないPDFやベンダーの管理画面から、エラーコードや型番を取り出すために使っています。認識精度は高いとはいえず、誤認識された部分を目視で確認する必要がありますが、文字列全体を一から手入力するよりも、認識結果の誤った部分だけを修正する方が効率的です。特に長いエラーコードや型番を扱う際には、入力作業の負担と打ち間違いを減らせました。結果をそのまま使うのではなく、確認・修正を前提とした補助ツールとして活用しています。無料で試しやすい点も含め、用途を限定すれば十分に役立つと感じています。
検討者へお勧めするポイント
まず、このソフトは業務向けの帳票OCRではなく、画面に表示された文字を手早くテキスト化する補助ツールと捉えるのが適切です。書類の一括処理や高精度な帳票読み取りが目的なら、専用のOCR製品を検討した方がよいでしょう。一方、文字をコピーできないPDFやリモートデスクトップ、ベンダーの管理画面、エラーダイアログから必要な文字列だけを拾う用途には向いています。無料でZIPを展開するだけで試せるため、検証もしやすいです。まずは実際に扱う画面を読み取らせて、誤認識をどこまで許容できるか確認することをお勧めします。目視で修正する前提でも、一から手入力するより効率的かどうかが採否の分かれ目です。なお、スクリーンショットはClaudeやChatGPTなどの生成AIの方が高い精度で読み取れる場合もあります。ただし、クラウド型の生成AIでは画像が端末外で処理されるため、機密情報を扱う場合は社内規程や契約内容の確認が必要なので、外部送信を避けたい場面では、ローカルで動く本ソフトに利点があり、用途による使い分けが現実的です。