非公開ユーザー
病院|保守・運用管理|300-1000人未満|導入決定者|契約タイプ 有償利用
受付システム(病院向け)で利用
良いポイント
当法人では、インフルワクチンプランを主に利用しているので、こちらについて言及します。
初期費用がかからなかったのと、従量制で予約が少なければ費用も低額ということで、うまく運用できなかった場合でもダメージが少ないと判断したのが選択の大きな理由です。
ユーザーインターフェースは比較的わかりやすいと思います。ITに苦手意識がない方であれば、マニュアルを読まずとも操作できるでしょう。
患者の年代層が若い医療機関であれば導入の効果は大きいと思います。特に、インフルは1000件単位で接種する医療機関があるでしょうから、そのうち何割かの電話がなくせるのであれば、かなりの手間が省けると思います。
逆に、当院の実績ですが、年配の患者様はご自身でのオンライン予約を敬遠される方がほとんどで、そういった患者様が大半の院所ではそこまでメリットはないかもしれません。
また、患者様が母子手帳を撮影して送ると、接種歴をアカウントに紐付けてくれるのはユニークな機能だと思います。
目視による確認・入力も行っているとのことなので信頼性も高いと思われます。
患者目線からしても、母子手帳の電子化ができるというのは大きなメリットかと思います。
改善してほしいポイント
患者様は、ログインしないと、当院のどの日時が空いているかの確認ができません。
既ユーザーであれば大した手間ではありませんが、新規ユーザーが予約しようとわざわざUttaroにユーザー登録する→希望する日時の枠がすでに埋まっていた、という事になれば、患者様からすると気分のいいものではありません。
サーバーの負荷軽減のためと思われますが、改善ポイントかと思います。
また、診療予約は電子カルテ側の予約システムを利用していると思われますが、そちらと連携させるとなると、追加のコストとそれなりの運用を考える必要があると思われますので、なかなかハードルが高いかもしれません。
この辺り、「低価格で」「簡単に」解決できたらとは思います。
ニッチな要求とは思いますが、API経由でデータを抽出取得できれば、前述のような内容はある程度ユーザー側がノーコストで対応できるようになるかなと期待しています。現状でもブラウザ操作でExcelデータとしてダウンロードする機能はあるのですが。
どのような課題解決に貢献しましたか?どのようなメリットが得られましたか?
診療所では、毎年1400件前後のインフルエンザワクチン接種を行っています。これまでは電話か診療時に予約を受け付けていましたが、予約開始日は電話が繋がりにくくなるほど殺到し、事務は一日中インフルの予約をとっている、という状況でした。
元々年配の方々の慢性疾患の診察がメインの診療所ですが、インフルエンザの予防接種に関しては若年層の方もそれなりに多くこられます。
初年度では約150世帯、翌年度で約200世帯の方がオンライン予約となりました。世帯なので、家族で複数人予約や2回接種の接種も入れると、接種数でいえば倍以上になります。
この件数の対応時間を0にできたので、数字上だけでなく体感上もかなりの効果がありました。