バックアップアプライアンスの基礎知識
バックアップアプライアンスとは、企業が保有するデータやシステム環境のバックアップを取るための装置のこと。「統合型」と「ターゲット型」があり、統合型アプライアンスはバックアップサーバとバックアップデータ保存先ストレージを組み合わせた製品で、1つの製品で環境全体をバックアップ統合したいという場合に用いられることが多い。バックアップ保存先ストレージのみのターゲット型アプライアンスは、既存環境で使用している複数のバックアップソフトを変更せずに利用できる点がメリットだ。
基本機能
機能![]() |
解説![]() |
バックアップ |
サーバや仮想環境など、企業にとって重要なデータをバックアップ保管する |
転送容量削減 |
重複排除などによって容量を削減し、バックアップ/復元時のデータ転送を効率化する |
セキュリティ |
データ暗号化などを用いてデータの転送/保管/利用の安全性を保つ |
スケーリング |
業務データの恒常的な増加、急速な変動などが生じても、データが常に適切にバックアップされるよう、ニーズに合わせて容量、あるいは転送性能をスケールアウトできる |