【2025年】CASB(クラウドセキュリティ)のおすすめ10製品(全23製品)を徹底比較!満足度や機能での絞り込みも
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Oracle Cloud Infrastructureとは、日本オラクル株式会社が提供しているCASB(クラウドセキュリティ)製品。レビュー件数は0件のため、現在レビューを募集中です。
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Skyhigh CASBとは、Skyhigh Securityが提供しているCASB(クラウドセキュリティ)製品。レビュー件数は0件のため、現在レビューを募集中です。
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CloudSOC CASBとは、Broadcom Inc.が提供しているCASB(クラウドセキュリティ)製品。レビュー件数は0件のため、現在レビューを募集中です。
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Forcepoint ONEとは、株式会社 日立製作所が提供しているCASB(クラウドセキュリティ)製品。レビュー件数は0件のため、現在レビューを募集中です。
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Zscaler CASBとは、Zscalerが提供しているCASB(クラウドセキュリティ)製品。レビュー件数は0件のため、現在レビューを募集中です。
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Cloud Access Security Brokerとは、フォースポイント・ジャパン株式会社が提供しているCASB(クラウドセキュリティ)製品。レビュー件数は0件のため、現在レビューを募集中です。
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Cygiene(サイジーン)は、SIEM/UEBA、SASEの機能を有するセキュリティツールです。 近年で激変した働き方とIT環境の中で「従業員のセキュリティ」と「クラウド活用/事業成長」の両立を実現します。 --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 【Cygiene Secure Access】 ⇒ ゼロトラストを構成するSASE(CASB、SWG、DLP、FWaaS) Cygiene SecureAccessは、TLS復号型Webフィルタ、リバースプロキシ、CASB、DLPなどのセキュリティ機能を統合したクラウド型セキュリティサービスです。 エンドポイントまたはアプライアンスエッジからのトンネルによって接続され、インターネット、クラウドサービス、特定のネットワークに対する安全なアクセス、認証機構、制御を追加することができます。 --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 【Cygiene Analytics】 ⇒ セキュリティデータの集約と学習(SIEM/UEBA) Cygiene Analyticsは、エンティティ及びタイムシリーズデータ(ログ)の保存、相関分析、学習を行うための、大規模セキュリティデータ基盤です。 エンティティとログを組み合わせた学習機関が内蔵されており、“ユーザやデバイス単位”でのタイムラインの形成や、それらにもとづく振る舞い検知が可能です。 また、ログの保有期間も基本プランで5年(最大7年)と、インシデント発覚時に過去を遡っての調査や分析も容易です。
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繋吉は、企業活動に必要なシステムのクラウド化を促進する、G Suite 向け機能拡張サービスです。管理者が適切な対応を行うことで、ユーザーの利便性を損なうことなくセキュリティを高めることできます。IPアドレスによるアクセス制御を設定し、社外からのアクセルをユーザー単位で制御が可能です。また、繋吉IDを設定することで、ログイン時のなりすまし対策も可能になります。
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FortiCASBとは、フォーティネットジャパン合同会社が提供しているCASB(クラウドセキュリティ)製品。レビュー件数は0件のため、現在レビューを募集中です。
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CASB(クラウドセキュリティ)の基礎知識
- CASB(クラウドセキュリティ)の人気おすすめ製品比較表
- CASB(クラウドセキュリティ)の機能一覧
- 基本機能
- CASB(クラウドセキュリティ)の比較ポイント
- ①:対応クラウドサービスの種類と範囲
- ②:可視化機能の精度とリアルタイム性
- ③:データ保護と暗号化の仕組み
- ④:ユーザー行動の監視と制御機能
- ⑤:既存システムとの連携性と拡張性
- CASB(クラウドセキュリティ)の選び方
- ①:自社の解決したい課題を整理する
- ②:必要な機能や選定基準を定義する
- ③:定義した機能から製品を絞り込む
- ④:レビューや事例を参考に製品を選ぶ
- ⑤:無料トライアルで使用感を確認する
- CASB(クラウドセキュリティ)の価格・料金相場
- クラウド型CASBの価格と特徴
- オンプレミス型CASBの価格と特徴
- CASB(クラウドセキュリティ)の導入メリット
- クラウド利用の可視化と統制が可能になる
- 情報漏洩リスクの軽減が実現できる
- コンプライアンス対応を効率化できる
- CASB(クラウドセキュリティ)の導入デメリット
- 導入までに時間とコストがかかる
- 初期設定や運用に専門知識が必要
- 完全なカバーは困難な場合もある
- CASB(クラウドセキュリティ)の導入で注意すべきポイント
- ユーザー体験を損なわない制御設計
- カバレッジの過信を避けること
- 他セキュリティ製品との連携を前提に
- CASB(クラウドセキュリティ)の最新トレンド
- API型CASBの普及と低侵襲化
- ゼロトラスト戦略との統合
- AIによる異常行動検知の高度化
CASB(クラウドセキュリティ)の人気おすすめ製品比較表
| 製品名 | ||||
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| 満足度 | ||||
| レビュー数 |
20件
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4件
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| 従業員規模 |
すべての規模のレビューあり
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大企業・中小企業のレビューが多い
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大企業・中堅企業のレビューが多い
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すべての規模のレビューあり
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| 製品の特徴 |
<サイバーセキュリティ対策支援プログラム 提供中!> https://www.cisco.com/c/m/ja_jp/solutions/small-business/securi...
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Xstream Protection Sophos Firewall の Xstream アーキテクチャは、重要な SaaS、SD-WAN、クラウドアプリケーションのトラフィックを...
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| 価格 |
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要お見積もり
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| 機能 |
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| お試し |
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※2025年12月8日時点におけるGrid評価が高い順で表示しています。同評価の場合は、満足度の高い順、レビュー数の多い順で表示しております。
各製品の機能の有無や操作性、サポート品質や料金プランなど、さらに詳しい比較表は「製品比較ページ」から確認することができます。
CASB(クラウドセキュリティ)とは、クラウドサービスの利用を可視化し制御するためのセキュリティ製品のことです。
正式名称は「Cloud Access Security Broker」で、ユーザーとクラウドサービスの間に介在し、セキュリティポリシーの一貫適用を実現します。
企業がクラウドサービスを安全に活用するための中間制御機構としての役割を果たし、シャドーITの排除、不正アクセスの監視、データ漏洩の防止など多岐にわたる機能を提供します。
具体的な活用事例としては、SaaSの利用実態を把握し、コンプライアンス違反のリスクを最小化したり、BoxやGoogle Workspaceなどで共有されるファイルの不正な外部共有をブロックしたりするケースが挙げられます。
特に、ゼロトラストセキュリティの文脈では「境界防御に代わる新たなセキュリティ基盤」として注目を集めています。
CASB(クラウドセキュリティ)の機能一覧
基本機能
| 機能 |
解説 |
|---|---|
| シングルサインオン(SSO) | 単一のアクセスポイントへのログインのみでユーザーが複数のクラウドサービスにアクセスできるようにする |
| アクセス制御 | アクセスを許可するSaaSを設定でき、許可していないSaaSへのアクセスを制御できる |
| ユーザー分析 | 個々の振る舞いを記録/分析することで、リスクのあるユーザーや行動を把握できる |
| クラウドギャップ分析 | 拒否されたエントリとポリシー違反に関連するデータを調べ、認証やセキュリティプロトコルの改善に使用可能な情報をセキュリティチームなどへ提供できる |
| 異常検出 | ユーザーの振る舞いに関連するアクティビティーを監視し、ベンチマークパターンと比較することで異常な動作を識別する |
| クラウドレジストリ | CASBソリューションと互換性のあるSaaSアプリケーションのリストまたはマーケットプレースを提供する |
| モバイルデバイス管理(MDM) | データにアクセス可能なモバイルデバイスやネットワーク接続などを設定することで、社外ユーザーやモバイルデバイスユーザーのアクセス要件とアクセス許可をカスタマイズできる |
| アクセス制御 | LDAP(Lightweight Directory Access Protocol)のサポートなどにより、管理者がアプリケーションの利用や情報へのアクセスを管理できるようにする |
CASB(クラウドセキュリティ)の比較ポイント
CASB(クラウドセキュリティ)の比較ポイント
- ①:対応クラウドサービスの種類と範囲
- ②:可視化機能の精度とリアルタイム性
- ③:データ保護と暗号化の仕組み
- ④:ユーザー行動の監視と制御機能
- ⑤:既存システムとの連携性と拡張性
①:対応クラウドサービスの種類と範囲
最も重要な比較軸の一つは、対応しているクラウドサービスの網羅性です。
Microsoft 365やGoogle Workspace、Salesforceといった主要SaaSに対応しているかはもちろん、自社が利用しているSaaSをカバーしているかの確認が不可欠です。
また、IaaSやPaaSなどのクラウドプラットフォームへの対応も製品ごとに異なるため、利用環境に応じた選定が求められます。
②:可視化機能の精度とリアルタイム性
CASBの基幹機能ともいえるのが可視化機能です。クラウドサービス利用の「見える化」によって、IT部門が把握しきれていないシャドーITの発見や利用状況の可視化を可能にします。
高精度なログ収集やリアルタイムのアラート通知機能を備えた製品であれば、セキュリティインシデントの早期発見にも貢献します。
特に、リアルタイムに異常行動を検知し即座に対応できるかどうかが、リスク対策における大きな差別化要素となります。
③:データ保護と暗号化の仕組み
CASBはクラウド上に保存されるデータの保護機能を提供します。
ファイル単位での暗号化、アップロード・ダウンロード時の監視、DLP(データ損失防止)との連携機能が搭載されているかがポイントです。
さらに、外部との共有時に自動で暗号化やマスキングを適用する機能があれば、ヒューマンエラーによる情報漏洩も防げます。
④:ユーザー行動の監視と制御機能
ユーザーのアクセス行動を監視し、不審な操作やポリシー違反をリアルタイムで検知・制御できる機能も重要です。
具体的には、多要素認証の強制、BYOD環境での制限付きアクセス、IPアドレスによるアクセス制限など、柔軟なポリシー制御が求められます。
行動分析(UEBA)を活用したリスクベースのアクセス制御も、近年では注目されています。
⑤:既存システムとの連携性と拡張性
既存のID管理システム(例:Azure ADやOkta)、SIEM、EDRなどと連携できるかどうかも、CASB製品の実用性を左右する要素です。
APIベースで柔軟に連携可能な製品であれば、既存のセキュリティポリシーとの統合運用が可能になります。
また、拡張性の高いCASBであれば、新たなクラウド活用にも対応でき、長期的に活用しやすくなります。
CASB(クラウドセキュリティ)の選び方
CASB(クラウドセキュリティ)の選び方
- ①:自社の解決したい課題を整理する
- ②:必要な機能や選定基準を定義する
- ③:定義した機能から製品を絞り込む
- ④:レビューや事例を参考に製品を選ぶ
- ⑤:無料トライアルで使用感を確認する
①:自社の解決したい課題を整理する
CASB導入の第一歩は、現場で直面している具体的なセキュリティ課題を洗い出すことです。
例えば「SaaSの利用状況が把握できない」「シャドーITが多く管理しきれない」「ファイルの外部共有を制御したい」など、組織によって直面する課題は異なります。
セキュリティ体制のどの部分にCASBを組み込むべきか明確にすることが、最適な製品選定の前提となります。
②:必要な機能や選定基準を定義する
次に、自社の課題に基づいて、CASBに求める具体的な機能や条件を洗い出します。
可視化・制御・データ保護などに加え、対応クラウドサービス、導入形態(エージェント型・プロキシ型・API型)、UIの使いやすさなども比較軸として明確化しておくと、導入の成功確度が高まります。
③:定義した機能から製品を絞り込む
定義した要件に基づき、機能の過不足がないCASB製品を複数候補としてピックアップします。
例えば、「BoxやSlackの利用が多い企業」ではそれらに特化した制御が可能なCASBが必要ですし、「IaaSの管理強化が目的」であればAWSやAzure対応の製品を優先的に検討します。
利用シーンに即した製品選定が、導入効果を最大化するポイントです。
④:レビューや事例を参考に製品を選ぶ
導入前には、他社事例や実際のユーザーレビューを確認し、製品の信頼性やサポート体制を見極めることが重要です。
特に同業界や同規模の企業での活用事例は参考になります。製品がどのように活用され、どんな課題を解決しているかを把握することで、導入後の運用イメージをより具体化できます。
⑤:無料トライアルで使用感を確認する
最終段階では、無料トライアルやPoC(概念実証)を通じて、実際の操作性や機能の有用性を検証しましょう。
一見充実している機能でも、UIの使いづらさや日本語対応の不十分さなどが障壁になることもあります。
導入後のミスマッチを避けるためにも、運用担当者が実際に触って評価するプロセスが不可欠です。
CASB(クラウドセキュリティ)の価格・料金相場
CASB(クラウドセキュリティ)の価格体系は、クラウド型とオンプレミス型、利用規模や機能数によって大きく異なるのが特徴です。
以下の表は、主要な提供形態ごとの価格帯と特徴をまとめたものです。
| 提供形態 | 価格相場(1ユーザー/月) | 主な特徴 |
|---|---|---|
| クラウド型 | 1,000円〜5,000円 | 月額課金制・スケーラブルで導入しやすい |
| オンプレミス型 | 初期費用100万円以上〜 | カスタマイズ性が高いが導入に工数とコストが必要 |
| エージェント型 | 2,000円〜6,000円 | デバイス単位で制御が可能・細かな挙動制御が可能 |
| API連携型 | 1,000円〜3,000円 | クラウドサービスと軽量に統合・導入がスムーズ |
クラウド型CASBの価格と特徴
クラウド型CASBは月額課金制でスモールスタートがしやすい点がメリットです。
初期費用を抑えて導入できるため、中堅・中小企業でも利用しやすく、1ユーザーあたり1,000円〜5,000円程度が相場です。
価格は利用する機能数や対象サービスの範囲によって変動し、たとえばBoxやGoogle Workspace、Salesforceなどの主要SaaSに対応するプランでは3,000円〜4,000円程度の中価格帯が一般的です。
オンプレミス型CASBの価格と特徴
オンプレミス型のCASBは、高い自由度とカスタマイズ性が魅力である一方、導入コストや構築工数が大きくなりがちです。
初期費用が100万円〜数百万円になるケースもあり、大企業や官公庁、金融機関などで導入される傾向があります。
自社セキュリティポリシーを厳密に運用したい場合や、他のセキュリティ機器と密に連携したい場合に選ばれる選択肢です。
CASB(クラウドセキュリティ)の導入メリット
CASB(クラウドセキュリティ)の導入メリット
- クラウド利用の可視化と統制が可能になる
- 情報漏洩リスクの軽減が実現できる
- コンプライアンス対応を効率化できる
クラウド利用の可視化と統制が可能になる
CASBを導入する最大のメリットは、組織内のクラウドサービス利用状況を一元的に可視化・制御できることです。
従業員が独自に利用しているSaaS(シャドーIT)を検出し、不正なサービスの利用をブロックしたり、特定条件でアクセス制御を行ったりすることで、ITガバナンスの強化が図れます。
特にハイブリッドワークが進む中、場所やデバイスにとらわれない統制が可能になるのは大きな価値です。
情報漏洩リスクの軽減が実現できる
CASBは、ファイル共有時の自動暗号化、外部共有制限、アクセスログの取得といった機能により、クラウド上での情報漏洩リスクを大幅に軽減します。
例えば、Google DriveやBoxなどで共有されるファイルに対して、特定のIP以外からのアクセスをブロックしたり、社外ドメインとの共有を自動制限するなど、人的ミスによる漏洩リスクも抑制可能です。
コンプライアンス対応を効率化できる
金融業界や医療業界など、厳格なコンプライアンス要件が求められる業界では、CASBを通じて監査ログの取得やポリシー適用を自動化することで、運用負荷を軽減できます。
ISO/IEC 27001やGDPR、HIPAAなどの基準に準拠した運用を実現しやすくなり、内部統制と情報管理の透明性を確保することが可能です。
CASB(クラウドセキュリティ)の導入デメリット
CASB(クラウドセキュリティ)の導入デメリット
- 導入までに時間とコストがかかる
- 初期設定や運用に専門知識が必要
- 完全なカバーは困難な場合もある
導入までに時間とコストがかかる
CASBは、組織内のクラウド利用状況を網羅的に把握し、制御ポリシーを設定する必要があるため、導入には時間とコストがかかります。
特にオンプレミス型や高度な制御が必要な場合、PoCから本番展開まで数カ月を要することもあり、短期導入には向かないケースもあります。
初期設定や運用に専門知識が必要
CASBはセキュリティ製品としての性質上、ポリシーの設計・運用・チューニングが必要不可欠です。
誤った設定や過度な制限は業務影響を引き起こすリスクがあるため、セキュリティ担当者やSIerとの連携が必須です。
継続的な運用体制の構築とスキルの蓄積が不可欠となります。
完全なカバーは困難な場合もある
CASBは万能ではなく、カバー範囲外のクラウドサービスや通信経路が存在する場合、保護の抜け漏れが発生することがあります。
たとえば、暗号化された通信の中身までは検知が難しいケースや、API未対応のSaaSについては可視化が限定的になることもあります。
他のセキュリティ製品との併用が前提となる点に注意が必要です。
CASB(クラウドセキュリティ)の導入で注意すべきポイント
CASB(クラウドセキュリティ)の導入で注意すべきポイント
- ユーザー体験を損なわない制御設計
- カバレッジの過信を避けること
- 他セキュリティ製品との連携を前提に
ユーザー体験を損なわない制御設計
CASB導入時には、セキュリティ強化と利便性のバランスを取る設計が不可欠です。
厳しすぎる制御は業務を妨げる原因になり、ユーザーによる回避行動を招きかねません。
現場の声を取り入れつつ、最小限で最大の効果を生む制御ポリシーの設計が求められます。
カバレッジの過信を避けること
CASBは強力なソリューションですが、単体での完全なセキュリティカバーは困難である点を理解しておく必要があります。
可視化できない通信経路や未知のSaaSなども存在するため、ゼロトラストやSIEMとの連携を通じて、全体最適な対策を構築する視点が重要です。
他セキュリティ製品との連携を前提に
CASBの真価を発揮するには、EDRやFW、IAMなど他のセキュリティツールとの連携を前提に導入を進めるべきです。
特に、ID管理との連動によって、異常行動の検知・自動遮断といった高度な統合制御が可能となるため、CASBを「点」でなく「面」で運用する体制づくりが成功の鍵となります。
CASB(クラウドセキュリティ)の最新トレンド
CASB(クラウドセキュリティ)の最新トレンド
- API型CASBの普及と低侵襲化
- ゼロトラスト戦略との統合
- AIによる異常行動検知の高度化
API型CASBの普及と低侵襲化
従来のプロキシ型・エージェント型に加え、API型CASBが近年主流となりつつあります。
エンドユーザーの通信経路に介在せずに、クラウドサービス側のAPI経由で制御を行うことで、導入のハードルが低く、運用負荷も軽減されることが魅力です。
すでにMicrosoft、Google、Salesforceなどの大手SaaSはAPI連携を前提としており、今後の主流はAPI型になると予想されます。
ゼロトラスト戦略との統合
「信頼しないこと」を前提としたゼロトラストセキュリティにおいて、CASBは中核を担う存在です。
IDベースのアクセス制御や行動分析を行ううえで、CASBはSaaSレイヤーにおける監視・制御機能を提供します。
特に、ZTNAやSWGと連携した包括的なクラウドセキュリティの実現が、今後の標準となるでしょう。
AIによる異常行動検知の高度化
近年では、AIや機械学習を活用した異常検知アルゴリズムの進化により、CASBが提供するセキュリティレベルも飛躍的に向上しています。
ユーザーの通常行動を学習し、逸脱行動をリアルタイムで検知・アラートするUEBA(ユーザー行動分析)が搭載されている製品も増えており、より精緻なインシデント対応が可能となっています。
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