Webサイト利用者から質問や疑問を受け取る「お問い合わせフォーム」。サイトの運営者は、CS対応の一環として確実に準備しておきたい項目です。ここに寄せられる情報は、ユーザーサポートだけではなく、サイトの改善やデータ集計に役立てることができます。
しかし、お問い合わせフォームの開発は、手間がかかるものだと考える人も多いでしょう。そこで今回は、フォーム作成ツールを利用すればお問い合わせフォームを簡単に作れること、加えてフォーム作成ツールを利用するメリットについて解説します。
目次
フォーム作成ツールとは
フォーム作成ツールとは、Webサイト経由でのお問い合わせ、申し込みや資料請求、アンケートなどに利用するフォームを作成できるツールです。従来、こうしたフォームを作成するときには、自社開発するのが一般的でした。最近ではフォーム作成ツールの登場により、既存テンプレートのカスタマイズだけで自社用のお問い合わせフォームの作成が可能になりました。
直感的な操作で必要な項目を準備できるため、簡単にお問い合わせページを作れます。そんなフォーム作成ツールのメリットを紹介していきます。
メリット1:フォーム作成費用をカットできる
フォーム作成ツールは、有料ツールと無料ツールが提供されています。なかでも無料ツールを利用すれば、フォーム作成にかかる費用を大幅にカットできます。たとえば、従来のサイトページ開発では、次のポイントで費用が発生していました。
- 自社開発による人件費と制作時間のロスによる費用
- 開発を外部委託する費用
- お問い合わせページの修正作業に関する費用
このような費用発生に対し、無料ツールを導入すれば最低予算でお問い合わせページを作成できます。サイト運営を行う必要があるけれど準備に多くの費用をかけられない運用担当の悩みを解決できるだけでなく、大手企業が作るようなクオリティの高いお問い合わせフォームを作成できるため、高品質なCS対応が期待できます。有料ツールと比較し、問題ないようであれば無料ツールの導入を検討してみましょう。
メリット2:専門知識不要でフォームを作れる
フォーム作成ツールの一番の魅力は、誰でも簡単にお問い合わせフォームを準備できる点です。プログラミングの知識やデザインスキルがない運用担当でも、手早くおしゃれなデザインのお問い合わせフォームを準備できます。また、フォーム作成ツールを導入すれば、次のような機能を簡単に利用できます。
- 基本入力項目(名前・メールアドレス・質問カテゴリ等)の設定
- フォームデザインの変更
- 自動返信メールの内容作成
- データ集計
フォーム作成の基本機能のほかにも、問い合わせするユーザーに安心感を提供する自動返信メールを作成したり、データ集計によってサービスの改善に役立てられたりするなど、さまざまなメリットがあります。
とくにイベントやキャンペーンといったユーザーが疑問を持ちやすい活動を行っている企業の場合、日常的に多数のお問い合わせが届くでしょう。対応作業を大幅に削減できるため、ぜひ活用してみましょう。
メリット3:集計・管理の手間を削減できる
お問い合わせを受けた項目は、次のように情報の集計・管理を行う必要があります。
- サービスページの不明点や改善点の集計・管理
- ユーザーからのクレーム集計・管理
- スパム・迷惑メール管理
お問い合わせメールをフィルタリングせずに受け取ると、問い合わせのカテゴリが分からず管理が煩雑になります。フォーム作成ツールでは、「質問カテゴリ」といった項目を指定して入力するフォームを準備できます。カテゴリ分けをすることで、対応の優先順位を決めることができます。さらに、カテゴリごとに集計できる機能がついているものもあり、問い合わせ内容の傾向を分析することでサービスの改善に役立てられるでしょう。
サービス品質向上のため、フォーム作成ツールの導入を検討してみよう
サービス改善には、サイト運営の中でユーザーの意見を聞ける「お問い合わせページ」が欠かせません。専用ツールを利用することで、開発工数の削減と効率アップにつなげられるでしょう。まさに、運営のコストを抑えて、CS対応の体制を整えたいなら導入しておきたいツールです。ぜひ以下のボタンから、ビジネスに役立つフォーム作成ツールを探してみてください。