Web社内報を利用して、企業理念の浸透や社員のコミュニケーション向上を実現したいと考える人も多いでしょう。しかし、Web社内報のテーマや企画ネタが決まらないと悩む人も多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では、社員から読んでもらえるWeb社内報作りに役立つ企画ネタと、デザインを統一できるおすすめのテンプレートについて詳しく解説します。社員が興味を持って読んでくれる社内報を作るため、ネタ選びの参考にしてください。

読まれやすいWeb社内報を作るポイント

Web社内報を企業で共有するなら、まずは読まれやすいWeb社内報を準備する必要があります。なかでも重要なのが、以下の4つです。

  • テーマを決める
  • 機械的な書き方をしない
  • 写真や図を利用する
  • 社員アンケートを行う

Web社内報にテーマがあれば、何を書くべきなのか見えてきます。例えば「社員教育」をテーマにするなら、業務知識やQ&Aなど仕事で役立つ情報をまとめるのがよいでしょう。

また、読みやすさも重要なため、文末が「~です。~です。」のように連続しないよう注意してください。併せて、文章の途中に写真や図があると内容がイメージしやすくなります。

さらに、より高品質な社内報を作り上げたいなら、社員アンケートを取ってみるとよいでしょう。共有した社内報の面白さ、どのような内容なら読みたくなるかなどを収集できれば、改善を重ねながら魅力的なWeb社内報を作成できます。

Web社内報におすすめの企画ネタ

Web社内報を作成するなら、企画ネタの準備も大切です。しかし、自分で企画ネタが思いつかないと悩んでいる人も多いでしょう。そこで、Web社内報に取り入れやすいネタを紹介します。

社内のリアルタイム情報を紹介するネタ

紹介ネタとは、人物や事業、また時事的な情報にまつわるネタのことです。企業の最新情報などリアルタイムのネタを伝えることで、社員に興味を持ってもらうきっかけを作れます。例えば次のようなネタを利用できます。

  • 社員・新入社員
  • 業務
  • 新たな技術
  • 社員のプライベート
  • 業界ニュース

どれも話題性のある面白い内容ばかりです。読者(社員)を飽きさせないためにも、内容をローテーションしてみてください。担当者1人で作成するのではなく、社員に協力を要請しながらWeb社内報を作っていけば、資料をストックできるので担当者の負担を軽減できます。

ビジネスパーソンとして役立つ教育ネタ

教育ネタとは、社員の仕事に役立つ情報や社会人として持っておくべき知識にまつわるネタのことです。読むだけで勉強になるため、Web社内報をチェックする習慣を作りやすいでしょう。例えば、次のようなネタを利用してみてください。

  • 業務知識
  • 専門用語
  • クイズ
  • マナー

ただし、このような情報は専門的な内容になりがちです。専門外の社員には理解できない専門用語で埋め尽くされてしまうと、社内で読む人・読まない人が分断されてしまう可能性があります。

専門知識を減らし、かみ砕いた内容にまとめると読みやすくなります。また、社内の誰もが読みやすい社内報にするため、できる限り写真や図を多めに掲載するのがおすすめです。

オフィス近くのおすすめのお店やスポットを紹介するネタ

お店やスポットを紹介するネタは、オフィス周辺の魅力を共有することで出社時の楽しみを増やすことできます。社内報で紹介されていたお店に行ってみたり、○○さんが紹介しているなどリレー形式で紹介しあうことも面白いでしょう。

社員インタビューを通じて事業の理解を深めるネタ

複数の事業を抱えている企業であれば、100人単位で在籍していることも少なくないでしょう。特にリモートワークなども取り入れている場合は、社員同士が何をしているのかがわかりづらくなります。そこで、社員がどんな仕事をしているのか?どんなやりがいを感じているのかなどをインタビューすることで、社員同士の連帯感や事業に対する理解を深めることができます。内容によっては採用活動などにも活用することができるでしょう。

Web社内報に使えるおすすめテンプレート3選

Web社内報は、文章の読みやすさはもちろん、デザインも大切です。スタイリッシュで見やすいデザインを作成できれば、社員の目に留まるおしゃれなWeb社内報を作れます。そこで、Web社内報作成に使えるおすすめのテンプレートを3つ紹介します。

マイクロソフトOfficeテンプレート

マイクロソフトOfficeテンプレートとは、ExcelやWord、PowerPointといったオフィスソフトで利用できるテンプレートがまとめられたサイトです。すでにデザインが完成したおしゃれなテンプレートを見つけられることはもちろん、社内報テンプレートも提供しています。全て無料なので、好みのテンプレートを自由に利用できるのが魅力です。

パワポン

パワポンとは、マイクロソフトOfficeのPowerPoint用テンプレートを提供しているサイトです。デザインやバリエーションが豊富で、ニュースレターのテンプレートが充実しているため、手軽にWeb社内報作りに役立てることができます。

また、会員登録を行えば全てのテンプレートを無料で利用可能です。さまざまなデザインのテンプレートを試してみて、自社の社内報にぴったりなデザインを見つけてみてください。

bookuma

bookmaとは、ビジネス向けのデザインテンプレートを提供しているサイトです。社内報や広報誌以外にもビジネスで利用できるテンプレートが豊富にあるため、資料のベース作りとして活用できます。

ただし、bookmaは紙媒体の社内報を対象としています。デザイン費は無料であるものの、別途印刷費用がかかります。PDFの出力には対応していませんが、100冊以上注文するとWeb用のPDFを無料でもらえるので、紙・Web両方で社内報を作成したい方は利用を検討してみてください。

Web社内報テンプレートを使うときの注意点

Web社内報のテンプレートは便利なツールである一方、利用時に注意すべき点が3つあります。

  • 社内報の形式がバラバラにならないようにルールを決める
  • 見出しを設けて読みやすくする
  • キャッチコピーを入れる

Web社内報は社員で協力して作成する場合があるため、事前にルールを決めておかなければ、デザインがバラバラになり統一感がなくなります。カラーの変更などは問題ありませんが、抜本的な変更が行われないよう事前にルールを決めておきましょう。

またWeb社内報には、社員が読みやすいような見出し付けが必要です。見出しは目次の代わりとして役立つので、テンポよく読んでもらうのに役立ちます。社員が読みたくなる工夫として、キャッチコピーを記載するのもよいでしょう。読者の興味を引くキャッチコピーを添えられれば、閲覧されやすい社内報が完成します。

Web社内報の共有を効率化したいならITreviewでツールをチェックしよう

Web社内報の企画ネタに困っているなら、紹介ネタ・教育ネタを活用することで充実した情報を準備できます。また、Web上で提供されている社内報のテンプレートを活用すると効率よく社内報を作成できるでしょう。

Web社内報の作成を効率化したいなら、ITreviewで気になる製品を比較してみましょう。実際に利用した人のレビューや評価も掲載しているので、ぜひ参考にしてください。

この記事の執筆

ももひき

ライター

WEBライター(ライティング、編集、構成、SEO対策)やイラストレーター(キャラクター、WEB画像)として活動するフリーランスライター。現在はグルメ・IT・仮想通貨ジャンルを中心に執筆、福岡県で活動中。

この記事の監修

ITreview Labo編集部

ITreviewの記事編集チーム。ITreviewの運用経験を活かし、SaaSやIT製品に関するコンテンツをお届けします。

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