良いポイント
Acrobat Signは当事者型および立会人型の両電子署名に対応しているため、取引先や従業員との契約ではメールアドレスで本人性を担保する立会人型電子署名を利用し、取締役会議事録など商業登記で利用する書面には、GMOグローバルサインやマイナンバーカードなどの当事者型電子署名を利用する運用がAcrobat Sign内で実現できています。
また、ドロップダウン、チェックボックス、添付ファイルなど多様なフィールドを書面上に設置して相手方に署名依頼を送信できるため、電子的な署名を相手方からいただくだけでなく、本人確認証や口座情報などを一緒に回収し、エビデンスとして保管できるのが非常に便利です。
契約書など重要な書面で利用しますので、ISO32000に完全準拠しており、Acrobat readerによる長期閲覧保証がされているのも安心できます。
改善してほしいポイント
マニュアル、リファレンスなどのコンテンツが日本語に対応していない場合があるため、日本語のコンテンツを充実してほしい。
どのような課題解決に貢献しましたか?どのようなメリットが得られましたか?
コロナ禍でも契約書の押印・郵送作業で出勤することが多かったのですが、Acrobat Signを利用することで、紙による受発注・契約手続を大幅に削減することができました。
そのため、弊社事業部では現在も月70%以上の割合で在宅勤務が実現しています。
また、平均1~2週間かけていた取引先との契約手続を1~3日で完結できるようになり、リードタイムを5分の1に短縮できています。
業務委託契約書や請書などに貼付していた印紙代も削減ができており、数十万円のコスト削減効果も実現しています。
導入時、現場担当者に上手く活用してもらえるかが心配でしたが、弊社ではkintoneとの連携でAcrobat Signを利用しているため、現場は使い慣れたkintoneのGUIでAcrobat Signを活用しています。そのため、導入時の学習コストも軽減できました。
検討者へお勧めするポイント
業務システムとの連携がスムーズにできるため、連携による利用をお勧めします。