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有限会社グラスパブル|ソフトウェア・SI|経営・経営企画職|20人未満|ビジネスパートナー|契約タイプ 有償利用
現場主導で業務システムを開発したいときに最適
この製品・サービスの良いポイントは何でしょうか?
Forguncyの利点というとExcelの式が自由に使えるという点が強調されがちだが、一昔前だとMS Accessで開発されていたような業務システムを、Excelの自由度の高いインタフェースで開発したいとき、そして、それをWebベースで実現したいときに最適なプラットホームであると言える。1テーブルで済むような単純な業務システムであれば、クラウドベースの同種サービス製品の方が適していることもあるが、複数テーブル(マスターテーブル/トランザクションテーブル)を組み合わせた業務システムの開発には、Forguncyに軍配があがるだろう。
当たり前ではあるが、ユーザ/グループの管理の仕組みが最初からあるので、利用者ごとの機能に対するアクセス権制御もシンプルに行える。また、最新版でDBMS側のストアドプロシジャも制御できるようになったので、非常に使い勝手がよくなった。
簡単なシステム開発であれば、学習コストも低く、現業部門でも充分にシステム開発が行える。複雑な機能が必要な場合にも、かゆいところに手が届く機能が用意されており、現場主導で業務システムを開発したいときに手放しでおすすめしたい。
改善してほしいポイントは何でしょうか?
簡単な業務システムを開発するだけなら、価格が高い印象は否めない。サーバライセンスは同時アクセス数ベースになっているのだが、ここの敷居がもう少し下がるとさらに導入しやすくなるだろう。あと、開発ツールであるBuilderも、高度な機能が不要な開発者向けの安いライセンスがあるとありがたい(Ver3のときにはあった体系なので…復活を期待したい)。
どのようなビジネス課題を解決できましたか?あるいは、どのようなメリットが得られましたか?
1.相当複雑なExcelベースのアプリケーションをWeb化する際に、そのまま利用できたのは本当に助かった。
2.既存のAccessアプリケーションのDBMS(MS SQL Server)のデータベースを「そのまま」使って新規機能Webアプリケーションが開発できた。このため、必要な部分だけの開発で済み、必要に応じて徐々にWeb化するような流れが可能になった。
検討者にお薦めするポイントがあれば記入ください
1.MS AccessプラスOracleやSQLServerで業務アプリケーションを運用している場合、クライアントマシンでのインストールやDBMSへの接続設定などが必要だが、WebアプリケーションであるForguncyでは、このような面倒が一切なくなる。
2.クラウド利用が一般的になってきたとはいえ、業務データをクラウドに置くことに対する承認を得るのはまだ簡単ではないときもある。こういう場合、オンプレミスのサーバを利用できるForguncyは承認が得られやすい。
3.学習コストが低い。少々とっつきにくいかもしれない面はあるが。