非公開ユーザー
ソフトウェア・SI|ITアーキテクト|1000人以上|IT管理者|契約タイプ 有償利用
社内のWebセキュリティ対策のベースアップに繋がっています。
良いポイント
脆弱性診断の高度なスキルがなかったとしても網羅性の高い診断ができるため、各プロジェクトの担当者自身で診断実施ができています。そのため、大きな組織であっても一部のメンバに診断業務が集中せずにツール展開ができています。アプリケーション診断を組織全体で推進する立場としては心強いツールです。
改善してほしいポイント
動的パラメータや同じテストごとにシステム状態が変化するケースのシナリオ作成に工夫を求められることがあり、手動診断ほどではないものの、使用者には一定のスキル(教育)が必要となっています。こちらがツール側で改善されればコストの低減につながるかもしれません。また、スキャン自体に時間がかかってしまうことがあり、診断状況を把握できる情報も少なく、診断が正しく動作しているか確認しづらいことがあります。加えて、シナリオに従って忠実に診断するため、不十分なテストシナリオであっても実行されてしまい、診断の妥当性に気付けないケースもあります。これらがツール側で解決されれば、診断手順のミスなどに気づきやすくなり、作業負担の軽減につながると思います。他のクラウドサービス等でも言えることですが、ツールのバージョン更新に応じて頻繁にUIが変更されるため、社内向けの利用マニュアルなどを修正する頻度が高く、運用の負担になっています。UI変更の頻度を押さえていただくとツールを組織内展開する立場としては助かります。
どのような課題解決に貢献しましたか?どのようなメリットが得られましたか?
ブラックボックス検査のため言語依存がなくHTTPに対応していれば診断できる点やアプリケーションの仕様に合わせたテストシナリオが柔軟に用意できる点から幅広いwebアプリケーションの診断が可能で、さらに、UIが使いやすく日本語レポートもサポートされているため、プロジェクト担当者のスキルにも極端に依存せず、大きな組織内でWebアプリケーション診断を浸透させる取組みに大きく貢献しています。具体的には、社内のWebアプリケーション開発でAppScanが対応できるアプリケーションは必ず診断するようにルール化までできています。
検討者へお勧めするポイント
脆弱性診断の高度なスキルがなかったとしても網羅性の高い診断ができ、組織内での診断必須化など、社内におけるwebセキュリティ対策のベースアップに大きく貢献しています。