南 剛史
株式会社MOOBON|ソフトウェア・SI|経営・経営企画職|20人未満|IT管理者|契約タイプ 有償利用
WordPressホスティングのベストプラクティス
ホスティングサービスで利用
良いポイント
WordPressを本格的に運用する方にとって、とても便利なサービスです。
大きなポイントとして、1契約でLive環境とStaging環境が用意されることです。
Staging環境が用意されているので、プラグインやPHPバージョンアップなどに起因するバグをStaging環境で事前に確認してからLive環境に反映することが出来ます。
このような環境をAWSで用意する場合、相応の工数とインフラ知識が必要になります。
Kinstaであれば管理画面の作りもわかりやすく、専門エンジニアでなくとも直感的に作業ができると思います。
また、操作がわからない場合はチャットサポートで24時間すぐに対応してくれるので安心です。
ただし、サポートエンジニアは英語での回答になので、英語の苦手な方は翻訳などを利用する必要があります。
もう一つ大きなポイントは、応答スピードの速さです。
WordPressに特化したインフラ構成で作られているため、他のサーバー環境では実現できなかったような応答速度が期待できます。WordPressは長年利用すると応答速度が遅くなる傾向がありますが、そのような問題を一気に解決できる可能性があります。
改善してほしいポイント
1. 「Kinstaキャシュ」を利用しない設定がほしいです。
Kinstaではデフォルトでキャッシュ機能を利用する作りになっているため、ECサイトなどキャッシュを使うことで不具合が発生するようなサイトでは、キャッシュを使わないようにする工夫が必要になります。
2. 複雑な構成のWordPressへの対応が難しいこと。
単一のWordPressを想定した作りになっているため、WordPress内部にWordPressを入れ子にして利用しているようなケースでは、特別なReverseProxy設定などが必要になります。ReverseProxy設定は管理画面上で設定することが出来ず、サポートへの依頼ベースとなり、現状設定内容を管理画面上で確認することができません。
また、Live環境でReverseProxyを利用している場合、Staging環境からソースコードを反映するとReverseProxy設定も上書きされてしまうバグがあります。
3. 日本語でのサポートに対応してほしい。
どのような課題解決に貢献しましたか?どのようなメリットが得られましたか?
あるサイトの応答スピードが遅くて問題になっていました。
当時はAWSのEC2とRDSで構築しており、いろいろな設定を試してみましたが、なかなか改善が出来ませんでした。
問題のサイトをKinstaへ移行をしてみたところ、大幅に応答スピードが改善し、ユーザビリティを大きく改善することが出来ました。
検討者へお勧めするポイント
サイトの応答スピードの改善が必要でしたら、まずは無償移行サービスを使って試してみると良いと思います。
1ヶ月の無料期間がありますので、満足出来ない場合は1ヶ月以内に解約をすれば料金はかかりません。