櫻田 清嗣
杜陵高速印刷株式会社|印刷|社内情報システム(CIO・マネージャ)|20-50人未満|IT管理者|契約タイプ 有償利用
印刷業界では昔から欠かせないOSです。
OSで利用
良いポイント
最新版は「macOS Monterey 12」ですが、弊社で現在業務の中心は「macOS High Sierra 10.13」です。MacOSは基本的にハード込みで導入の必要があるため、その時のインストール済みOSバージョンを使うことが多いです。日本人的にはiPhone等との親和性から個人向けOSとしての広がりが大きいところですが、印刷業界としては、DTPの創成期から使用しているOSでそのあたりのバージョンは「7~9」でした。バージョンアップを重ねてきても見た目の基本的なUIは変わらないと思います。個人的見解でmacOSは「クリエイティブ用途」windowsは「プログラミング用途」とずっと思ってきましたが、やはり時代のながれでどちらのOSも寄っては来ています。今後も基本構成は変わらず進化していってほしいです。
改善してほしいポイント
初期段階から「見た目(グラフィカル)」を重視したOSと思われるので、「windowsへのデータ転送」や「ZIP圧縮」等を行うとmacOS独自の「不可視ファイル(mac上では基本的に見えない)」が可視化され、問題となることがあります。
特にZIP圧縮ファイルを作成する場合は受け取り側のOSを考え、上記ファイルを削除したZIPファイルを作成することによってトラブル防止できますが、標準でその機能はありません。また、現在macOS、windowsともユニコードに対応していますが、文字コード(濁点の文字や『~』)の持ち方が違うため、注意が必要です。
どのような課題解決に貢献しましたか?どのようなメリットが得られましたか?
DTPを行う場合の『ウィジウィグ(画面と同じ内容が出力される)』で作業するのに非常に適したOSでした。DTP必須アプリケーションのAdobe製品との親和性も高く、弊社業務では現在まで制作現場の主役OSです。最近ではwindowsOSによるDTPも若干行っていますが、写真等の色補正など『グラフィック』用途として健在です。