小池 健一
システム・アルファ株式会社|ソフトウェア・SI|システム分析・設計|100-300人未満|ユーザー(利用者)|契約タイプ 有償利用
つかいやすくて長く使える
良いポイント
新バージョンのリリースが定期的に実施されており、最新OSへの対応も遅延なく行われるので構築したシステムを長く使い続けることが可能。
新バージョンでは、旧バージョンとの互換性を保ちつつ新しい技術や仕組みを取り入れていっている。例えば、WindowsOSで動作するように構築した仕組みを、内部ロジックを継承しつつUI部分の対応を主に変えることで、iOSやAndorid OSでも動作させることができるようになる。
事務所内だけにとどまっていたシステムをモバイル環境で運用させる事も可能となる。
稼働中のシステムを新しいバージョンに適用するため(対応するため)には”バージョンアップ”作業が必要になるが、xpa では最新バージョンへ移行する手順は標準で用意されており、その際に旧ロジックに対しての改善が必要となる箇所を出力する機能があるので、移行時の工数を抑えてることができる。
この点はdbMAGIC時代から脈々と蓄積されてきているメーカのノウハウの賜物かとおもう。
APG というプログラム自動生成機能は、データの調査や簡易的な照会機能をキーボードの組み合わせで一瞬で自動作成して利用できるので助かっている。
改善してほしいポイント
・現バージョンで新たに登場した、WebClientではxpaの開発の容易性(ローコード開発)を生かし、Webシステムの構築を用意に行えるが、旧来からのxpa 開発者では、UI部分の対応が少々難航する。マジックソフトウェア・ジャパンでは、xpa技術者だけではなく、Webデザイナも巻き込んでのプロジェクトとする方法を推奨しているが、少々ハードルが高い。
次期バージョンでは、Webのデザイン開発を対象とした新たなツールが提供される予定であり、期待している。
どのような課題解決に貢献しましたか?どのようなメリットが得られましたか?
自社で開発し、開発者が不在(退職)してしまって改修したくても改修できない、mdbやvbで構築されたシステムを、xpa で焼き直し(再構築)することが、言語を利用した場合と比較し少ない工数で対応できた。単純に同じ仕組みをxpaで焼き直しだけではなく、長く使っていて業務にそぐわない部分などの機能追加も用意に実施できる。
旧システムではデータベースで、MS SQLを利用していたので、xpa 開発版の機能の1つにある、DB接続からテーブル情報の取得を行い、最新のDB資料が見当たらなかったがデータの調査と検証、移行に対応できた。
有償ツールではあるが、xpa のソース解析ツールもあり、古いバージョンからのバージョンアップ時の改善点の洗い出しや、クラサバで構築したシステムをRIA(リッチクライアント)システムへ再構築する際に利用し、事前調査時間の短縮が図れた。
検討者へお勧めするポイント
マジックソフトウェア・ジャパンで開催されている、無償セミナーを受講されてみることをお勧めします。また、ハンズオン・セミナーも用意されているので、実際に 触って 感触を確かめることをお勧めします。