非公開ユーザー
通信販売|社内情報システム(開発・運用管理)|300-1000人未満|IT管理者|契約タイプ 有償利用
WindowsServer標準ツールではできない不満が解消
ID管理システムで利用
良いポイント
ActiveDirectoryアカウント管理において、最も煩雑かつミスをする操作は標準アカウント作成・管理です。
WindowsServer標準の管理ツールでタブを行ったり来たりしては、細かい項目を設定しなければならず、1人分ならともかく「明日までに10人分のアカウント作成願います」と定時間際にアカウント作成依頼が届くと心中穏やかならず。
急いで対応すればするほど、5アカウント目のある項目が抜けていた、アクセス権設定が抜け漏れしていた、等が頻発しがちです。
Powershellでバッチ処理を構築できる方は、作り込んでからメンテナンスが煩雑になり、かつバッチ処理自体がブラックボックス化、必然的に属人化してしまう、という悩みどころに陥ると想定します。
本ツールは、上記のような煩雑かつ反復する操作を「csvインポート+テンプレート化」が可能です。テンプレートも1から作成するのではなく、登録済の既存アカウントから必要最低限の属性をコピーでき、メンテナンスも容易です。
新規アカウント作成時の設定抜け漏れミスを大幅に減らす事ができ、作成作業効率が圧倒的に向上しました。
改善してほしいポイント
ActiveDirectoryアカウントについては申し分なく威力を発揮しますが、万能ではなく、ExchangeOnlineの項目設定やライセンス付与、といった箇所はPowershellとの併用で進めております。
欲を言うならば、一気通貫でActiveDirectoryアカウント作成→ExchangeOnline連携→他システム連携となると作業効率化が更に加速します。(それぞれの管理権限アカウントの入力インターフェースは避けられないので、それでもなお万全にはなりえませんが)
画面のインターフェースが初見の場合、どこに何があるのかが全く解らず、とっつきにくい、難しそう、という印象で諦めてしまう方もいるかと想定します。(実際は体系立てたメニュー構成とインターフェースなのですが)
必要な機能・メニューをショートカット集のようにカスタマイズしたポータルの様なメニューを追加して頂けますと深甚に存じます。
どのような課題解決に貢献しましたか?どのようなメリットが得られましたか?
新規アカウント作成を「テンプレート化」する事で、設定抜け漏れミスを大幅に減らす事ができました。
また、先の例にある定時間際の大量アカウント作成依頼も、従来のWindowsServer標準の管理ツールを利用した場合、優に翌日まで持越し+作業抜け漏れの指摘・修正を要する作業ボリュームでしたが、テンプレート+csvインポート一括処理で、1時間もかからずに作業完了しました。
パスワードリセット依頼時に、受付→管理権限を有する社員がリセット→受付に連絡→エンドユーザに連絡、という運用でしたが、受付にパスワードリセット権限だけを付与して運用を引き継ぎました。
これにより、運用工程の1工程が減り、リセット問合せ対応時も効率化できました。
現在は、人事通達を確認後、該当アカウントのActiveDirectoryの属性項目を手動で反映しており、作業が早くても遅くても指摘が入る神経質な作業となっております。今後は人事情報を中間DBに取り込む事で、ActiveDirectoryの属性項目への自動反映を目論んでおります。
検討者へお勧めするポイント
WindowsServer標準ツールの操作に手を焼いている方には文句なしにお勧めします。
アカウントの棚卸精査をしたい管理側の方には、豊富なレポート機能があり、どんな視点・角度からでも柔軟なレポートが出力可能です。
また、WindowsServer標準ツールの操作ログの設定も不要で、監査機能からアカウント毎の操作履歴が閲覧可能です。