良いポイント
われわれはタイランドにある日系企業ですが、海外法人となり社内公用語は英語です。タイ国内でも税申告や公的手続きの多くが電子対応に変わろうとしています。電子契約サービスではグローバル企業のサービスやタイ国内のローカルサービスが選定候補にあがりましたが、SignTimeに決めました。
決め手は、電子契約におけるグローバル標準をしっかりと追従している安心感、英語によるタイ現地スタッフへの製品紹介、そして価格でした。契約から間もなく1年となりますが、ユーザー側のリクエストにも耳を傾けていただき、真摯にご対応いただいております。
タイの個人情報保護法(PDPA)が2022年6月に施行されたことに伴い、従業員向け個人情報取り扱い同意書の取り付けでは、社員400名分の一斉送信と管理がSignTime上でできたことは、HRと従業員双方に好評でした。
今後、顧客管理システム(CRM)と連携しNDA契約締結等の業務を効率化する予定です。そういった点ではAPI連携機能も重宝しています。
改善してほしいポイント
現状のシンプルな機能がちょうどよいユーザーもいると思いますが、ワークフローやドキュメント管理の機能が充実することで更に利便性があがるユーザーもいらっしゃると思います。われわれの場合は、SignTimeとは別のシステムで対応しているため、API連携機能でその辺りはカバーしており、現状、ちょうどよい機能群と考えています。
どのような課題解決に貢献しましたか?どのようなメリットが得られましたか?
われわれはタイにおいてシステムインテグレーションを生業にしてます。プロジェクトの計画と実績には各部門長の承認が必要で、SignTime導入前はすべて紙による承認フローでした。発行された計画書の決済が下りるまで平均2週間程度を要していましたが、平均1日程度で完結できるようになりました。通常は2週間も待つことはできないため、並行しメールによる承認が応急対応で進むため、オフィシャル版とメールエビデンスを合わせる作業も削減できました。
その他、人事部による個人情報取り扱い同意書の手続きが電子化されたことによる人事部と従業員双方の手間削減は大きかったと思います。
検討者へお勧めするポイント
初期費用もありませんので、まずは利用してみる。タイでは電子契約自体が目新しい取り組みでしたので、見るより聞くより、まずは自ら使ってみるという取り組みが有効でした。