インフラインフラ
・正式名称:infrastructure(インフラストラクチャ)
概要
インフラ(infrastructure)とは、人々の社会生活を支える基盤となる施設や設備のことを指す。一般的には「社会インフラ」「生活インフラ」と略称され、社会資本と同義語として用いられることが多い。
特徴
インフラとは「infra(下部)」+「structure(構造)」などの意味を持つ英単語「infrastructure(インフラストラクチャー)」の略であり、本来は産業や生活基盤となる下部構造という意味で用いられる。そこから派生して、特定の対象や分野における基盤として機能する存在のことを「○○インフラ」というように呼ぶことがある。
一般にインフラと呼ばれるものは、道路、鉄道、上下水道、送電網、港湾、ダム、通信施設、学校、病院、公園、福祉施設、ニュータウンなどがあるが、例えば「社会インフラ」では道路や鉄道、港湾などを指し、「生活インフラ」では公園や病院、学校などを指す。
利用されるシーン・解決できる課題
「インフラ」には、広義の「インフラ」と狭義の「インフラ」が存在する。
広義の「インフラ」としては、電気、ガス、水道、通信、交通など、特に公共性が強く国や県、市町村、会社組織などが整備するものを指す。狭義の「インフラ」には、先に述べた電気、ガス、水道など生活に欠かせない基本的なものを、狭義の意味で「生活インフラ」として使われたり、会社などの組織が社内ネットワークを構築したりするときの「社内インフラ」や、病院や学校などの公共施設を整備するときに使う「公共施設インフラ」などがある。
産業の基盤となるインフラを整備することは、人々の生活環境をよくするだけではなく、経済の発展および雇用の安定といった社会基盤を支えるのに欠かせない、必要不可欠な存在である。