ブレードサーバの基礎知識
ブレードサーバとは、データセンターなどで用いられる各種機器収納用ラックに適合する形状・サイズの単一筐体に、複数台のサーバ(ブレードと呼ばれる)を搭載できるようにしたものだ。ブレードは薄型・小型の形状でありながら、CPU、メモリ、ストレージなどのコンピューティングに必要なハードウェアが搭載されており、各々が独立したコンピュータ(サーバ)として稼働する。1台のサーバごとに1Uもしくは1Uハーフのスペースを専有するラックサーバに対して、ブレードサーバでは例えば3Uや6U、あるいは10Uといったサイズの筐体に複数のブレードを収納できるようになっており、スペースの有効活用、あるいは保守・管理面での効率化に寄与する。
ブレードサーバの機能一覧
基本機能
機能![]() |
解説![]() |
サーバの集約・高密度化 |
単一の筐体に複数台のブレードサーバを集約し、リソースの共有化も図ることで、高密度化を実現できる |
保守性・管理性 |
容易にブレードを着脱可能な仕組みを提供することで、煩雑な配線の排除、ホットプラグ対応などで保守性が高められ、管理面に関しても一括で行うための機能を提供している場合もある |