【2025年】CI/CDツールのおすすめ10製品(全17製品)を徹底比較!満足度や機能での絞り込みも
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GXtestはGeneXusに特化した自動テストツールです。 パイプライン処理を定義し、テストを自動的に素早く実行することができます。 「継続的インテグレーション/継続的デリバリー(CI/CD)」を実現することで、バグを早期にキャッチし、サイクル時間を短縮します。 GXtestを使うと、バッチ処理からユーザーインターフェースまで、アプリケーションのさまざまなコンポーネントを簡単にテストすることができます。
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■Incredibuildについて Incredibuild(インクレディビルド)は、独自の並列分散処理技術を使用して、コードのコンパイル、ビルド、テストなどのプロセスにかかる時間を大幅に短縮することができる開発高速化ツールです。 Visual Studioなど人気のIDEやMake、CMake など15種類以上の一般的なビルドツール、Unreal Engineなどにおけるゲーム開発、C#やC++のコンパイルを高速化するためなど広く使用されています。 ■Incredibuildのメリット ・リリースサイクルの短縮で、開発コストの削減と品質向上を達成 ・コンパイルの待ち時間が短縮 ・ビルドやリビルドを気軽に実行 ・待ち時間を気にしながらコードを書かなくてもOK ・重たい処理は他のマシンに分散し、自分のマシンで作業続行 ・ビルドを可視化してエラーを効率的に検出 ・夜間のフルビルドも昼間に実行可能に ■Incredibuildの特徴 ・既存の開発リソースを最大限活用できる 何百台ものマシンを所有している企業の場合、時間帯によっては何千個ものCPUが使われていないことがあります。Incredibuildは、この"眠っている"CPUを有効活用することで、物理マシンやクラウド上のリソースに対するROIを最大化します。また、Incredibuild はバックグラウンドで動作するため、CPUを間借りしているマシン上での作業を邪魔することはありません。 ・柔軟性に優れている Incredibuildは、IDE、ビルドシステム、コンパイラ、テストフレームワークなど、開発プロセスで使用する多種多様なツールに対応。コンパイルからビルド、コード解析、テスト、リリースの自動化まで、様々なマルチプロセスの演算集中型タスクを高速化できます。 ・高い安全性 Incredibuildは、セキュアなサンドボックスでリモート処理を行います。プロセスの実行に必要なものは、すべてローカルホストからリモートマシンへ動的にエミュレートされます。標準出力、エラー、リターンコード、生成されたファイルなど生成されたアウトプットは、自動的にローカルホストに再度同期されます。 ・導入が簡単 コードやツール、開発プロセスなどを変更することなく、Incredibuild Agent をインストールするだけで利用を開始できます。 ・Microsoft Visual Studio の公式パートナー Incredibuildは、2002年からMicrosoftパートナーに認定され、Visual Stuioのアドオンとして搭載されています。 ■利用事例 Incredibuildはゲーム、車載ソフトウェア、半導体向けソフトウェア、組み込み系、金融サービス、セキュリティをはじめ、様々な領域の開発に活用されいます。 バンダイナムコ スタジオ様 https://www.incredibuild.com/ja/case-studies/bandai-namco 横河電機様 https://www.incredibuild.com/ja/case-studies/yokogawa-electric
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IBM DevOpsとは、日本アイ・ビー・エム株式会社が提供しているCI/CDツール製品。レビュー件数は0件のため、現在レビューを募集中です。
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日常的な開発作業におけるタスクの繰り返しにもう飽きたでしょう。Buddyのデリバリーパイプラインのおかげで、その面倒を取り払い、自分の時間を取り戻せます。Gitプッシュ、クリック時の処理、又は再帰を設定し、ウェブプロジェクトを自動的に作成及び配信できます。ビルドとテスト、そしてデプロイやカスタムスクリプト、ウェッブサイトの監視まで、簡単で好きなように自分のデリバリー過程が作成できます。ネイティブ Dockerのサポート、つまりコンテナ、マイクロサービス、 Kubernetsデプロイなど含め、革新的な技術を自らのチームのスタックに取り入れましょう。
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CloudBees CodeShipとは、Codeshipが提供しているCI/CDツール製品。レビュー件数は0件のため、現在レビューを募集中です。
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CI/CDツールの基礎知識
CI/CDツールとは、ソフトウェア開発の自動化と品質向上を支援するツールのことです。CI(継続的インテグレーション)はコードの統合と自動テストを、CD(継続的デリバリー/デプロイメント)は本番環境への反映作業を自動化することで、開発と運用のサイクルを高速化します。
CI/CDツールの最大の利点は「自動化による工数削減とエラーの削減」です。GitHub ActionsやJenkinsを利用すれば、コードのプッシュと同時にテスト・ビルド・デプロイが行えるため、人的ミスを防ぎながら品質を確保できます。
活用事例としては、Webアプリ開発企業におけるリリース頻度の向上が挙げられます。リモートワーク体制下でも、CI/CDツールを導入すれば、開発メンバーが場所を問わず一貫性のあるデプロイを実現できるため、DX推進の基盤として注目度が高まっているツール群です。
- CI/CDツールの機能一覧
- 基本機能
- CI/CDツールの比較ポイント
- ①:対応している言語やフレームワークで比較する
- ②:ホスティング形態(オンプレ/クラウド)で比較する
- ③:パイプラインの柔軟性や構成力で比較する
- ④:サードパーティ連携やエコシステムで比較する
- ⑤:UI/UXや操作性で比較する
- CI/CDツールの選び方
- ①:自社の解決したい課題を整理する
- ②:必要な機能や選定基準を定義する
- ③:定義した機能から製品を絞り込む
- ④:レビューや事例を参考に製品を選ぶ
- ⑤:無料トライアルで使用感を確認する
- CI/CDツールの価格・料金相場
- オンプレ型(買い切り型)の価格・料金相場
- サブスク型(月額課金型)の価格・料金相場
- CI/CDツールの導入メリット
- 自動化による工数削減と品質向上
- 開発スピードとリリース頻度の向上
- エンジニアの生産性と集中力の向上
- CI/CDツールの導入デメリット
- 導入・構築に時間とコストがかかる
- ツール選定や運用に専門知識が必要
- トラブル時の原因特定が複雑になる
- CI/CDツールの導入で注意すべきポイント
- 小規模チームへの適用範囲を見極める
- テスト戦略と自動化範囲のバランスを取る
- セキュリティリスクと運用ポリシーの明確化
- CI/CDツールの最新トレンド
- GitOpsとKubernetesの統合管理
- AIによるビルド・テストの最適化
- ノーコード/ローコードCIの台頭
- セキュリティとコンプライアンスの自動化
- クロスプラットフォーム対応の拡充
CI/CDツールの機能一覧
基本機能
機能 |
解説 |
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オーケストレーション | ワークフローを作成してジョブをスケジュールし、開発プロセスの各局面を自動化できる |
テストの自動化 | コードがリリースされ統合されると自動的にテストが実行され、問題の素早い特定ができる |
デバッグ | コードが完全に正しく構築されているか、コード内のエラーを確認できる |
クラウドネイティブ展開 | サードパーティーのクラウドインフラを使用している場合、セキュリティで保護されたクラウドサービスコネクターを通じて展開を簡素化し、ワークフローを構築できる |
アクセス制御 | 重要なデータへのユーザーアクセス権限を設定できる |
CIサーバ | テストや展開のためにコードをビルドサーバへ渡す |
ビルドオートメーション | ビルドを自動化し、開発/展開の時間を短縮する |
フィードバック管理 | 開発者が質問したり、変更の影響を評価したり、ユーザーからの直接のコメントを受け取れる |
CI/CDツールの比較ポイント
CI/CDツールの比較ポイント
- ①:対応している言語やフレームワークで比較する
- ②:ホスティング形態(オンプレ/クラウド)で比較する
- ③:パイプラインの柔軟性や構成力で比較する
- ④:サードパーティ連携やエコシステムで比較する
- ⑤:UI/UXや操作性で比較する
①:対応している言語やフレームワークで比較する
CI/CDツールの比較ポイントの1つ目としては「対応している言語やフレームワークで比較する」というものが挙げられます。ツールごとに対応可能な環境が異なるため、開発スタックに適合しない場合、運用に大きな支障が生じます。
例えば、CircleCIはJavaScriptやRubyなど幅広い言語に対応しており、汎用性が高い一方、特定言語に特化したCIツールでは導入や拡張に制限がかかる場合があります。利用言語とCI/CDツールの対応状況を事前に把握することが、スムーズな導入の鍵となります。
②:ホスティング形態(オンプレ/クラウド)で比較する
CI/CDツールの比較ポイントの2つ目としては「ホスティング形態で比較する」というものが挙げられます。オンプレ型はセキュリティ管理がしやすい反面、インフラ構築の負荷がかかります。クラウド型はすぐに導入できるメリットがある一方で、運用ルールや社内ポリシーとの整合性が課題になることがあります。
例えば、GitHub Actionsはクラウド型で手軽に導入可能で、GitHubとの統合性も抜群です。Jenkinsはオンプレ環境に最適で、カスタマイズ性に優れます。組織のインフラ環境やセキュリティ要件に応じた選定が必要です。
③:パイプラインの柔軟性や構成力で比較する
CI/CDツールの比較ポイントの3つ目としては「パイプラインの柔軟性や構成力で比較する」というものが挙げられます。複雑なワークフローや並列処理、条件分岐などを扱えるかどうかは、継続的デリバリーのスケーラビリティを左右します。
例えば、GitLab CI/CDではYAML構文によって複雑なジョブ構成も可能で、モノレポ構成やマルチステージデプロイにも柔軟に対応できます。将来的なスケーリングを見据えた際に重要な観点です。
④:サードパーティ連携やエコシステムで比較する
CI/CDツールの比較ポイントの4つ目としては「サードパーティ連携やエコシステムで比較する」というものが挙げられます。外部のテストサービス、通知ツール、デプロイ先などとスムーズに連携できるかは、業務効率に直結します。
Jenkinsではプラグインエコシステムが非常に豊富で、SlackやDocker、AWSなどとの連携も自在に行えます。多様なツールとの連携性を重視する場合には、エコシステムの充実度が重要です。
⑤:UI/UXや操作性で比較する
CI/CDツールの比較ポイントの5つ目としては「UI/UXや操作性で比較する」というものが挙げられます。使いやすさやエラー発生時の対応のしやすさは、エンジニアの生産性を左右します。
特に、Travis CIやCircleCIなどはブラウザ上での視覚的なジョブモニタリングが可能で、エラーの発見や修正が容易です。操作性の悪さは属人化や生産性低下を引き起こすため、事前にUIを確認することが求められます。
CI/CDツールの選び方
CI/CDツールの選び方
- ①:自社の解決したい課題を整理する
- ②:必要な機能や選定基準を定義する
- ③:定義した機能から製品を絞り込む
- ④:レビューや事例を参考に製品を選ぶ
- ⑤:無料トライアルで使用感を確認する
①:自社の解決したい課題を整理する
CI/CDツールの選び方の1つ目のステップとしては「自社の解決したい課題を整理する」というものが挙げられます。課題によって求められるツールの機能は大きく異なるため、まずは現状の課題を明文化することが重要です。
例えば、「テスト作業の属人化を解消したい」「デプロイに時間がかかっている」「ビルドエラーの検出が遅れている」など、具体的なボトルネックを洗い出しましょう。課題が曖昧なままではツール選定が表面的になり、効果的な改善が実現できません。
②:必要な機能や選定基準を定義する
CI/CDツールの選び方の2つ目のステップとしては「必要な機能や選定基準を定義する」というものが挙げられます。要件の定義が曖昧だと、後になって機能不足に気づくリスクがあります。
自動テスト、デプロイ環境の柔軟性、コンテナ対応、クラウド連携など、自社にとって必須の機能を洗い出し、重要度に応じた評価軸を作成しておくことが意思決定の精度を高めるコツです。
③:定義した機能から製品を絞り込む
CI/CDツールの選び方の3つ目のステップとしては「定義した機能から製品を絞り込む」というものが挙げられます。選定基準が明確になったら、比較表やフィルタリングを用いて候補を具体化していきましょう。
例えば、クラウド利用が前提で、DockerとKubernetesに対応したCI/CDを求める場合には、GitHub ActionsやGitLab CI/CDが優先候補になります。理想像に合致するツールに絞り込むプロセスが導入の成否を分けます。
④:レビューや事例を参考に製品を選ぶ
CI/CDツールの選び方の4つ目のステップとしては「レビューや事例を参考に製品を選ぶ」というものが挙げられます。実際のユーザーの声には、ベンダーが提示しない現実的な情報が詰まっています。
特にITreviewやG2などのBtoB向けレビューサイトでは、自社と類似した環境での使用感や問題点を確認することで、選定の信頼性を高めることが可能です。
⑤:無料トライアルで使用感を確認する
CI/CDツールの選び方の5つ目のステップとしては「無料トライアルで使用感を確認する」というものが挙げられます。スペックやレビューだけでは判断しきれない操作性や安定性を実際に体験することが大切です。
多くのCI/CDツールでは、無料枠やトライアル機能が提供されています。現場チームに触ってもらい、業務フローにフィットするかを検証したうえで導入に進むのが失敗しない導入の鉄則です。
CI/CDツールの価格・料金相場
CI/CDツールの料金体系には、自社でインフラを管理するオンプレ型とクラウドサービスとして利用するサブスク型(月額課金型)があります。以下にそれぞれの価格帯と特徴を比較した表をまとめました。
価格帯/種類 | オンプレ型(買い切り型) | サブスク型(月額課金型) |
---|---|---|
小規模向け | 無料〜数万円(OSS中心) | 0円〜5,000円/月程度 |
中〜大規模向け | 数十万円〜(商用サポート付き) | 5,000円〜20,000円/月程度 |
エンタープライズ向け | 数百万円〜 | 20,000円〜/月以上 |
オンプレ型(買い切り型)の価格・料金相場
オンプレ型CI/CDツールの料金相場としては、無料のオープンソースから数百万円を超える商用ソフトまで非常に幅広い価格帯となっています。
JenkinsやDrone CIなど、オープンソースツールであれば初期費用ゼロで導入できる一方、企業向けにサポートが付帯したJenkins EnterpriseやBamboo Serverなどは数十万円から数百万円のライセンス費用が必要になります。自社でセキュリティ管理ができ、カスタマイズの自由度が高い反面、インフラ構築と維持の工数も発生します。
サブスク型(月額課金型)の価格・料金相場
サブスク型CI/CDツールの料金相場としては、無料プランのある個人/小規模向けから、チーム・企業利用の月額数万円クラスまでさまざまです。
GitHub ActionsやGitLab CI/CDは、無料プランでも一定の実行時間を利用でき、有料プランでは追加リソースやエンタープライズ機能が付与されます。CircleCIでは、1コンテナごとに課金される料金体系となっており、使った分だけ支払う従量課金制を採用しているツールも多いのが特徴です。
CI/CDツールの導入メリット
CI/CDツールの導入メリット
- 自動化による工数削減と品質向上
- 開発スピードとリリース頻度の向上
- エンジニアの生産性と集中力の向上
自動化による工数削減と品質向上
CI/CDツールのメリットの1つ目としては「自動化による工数削減と品質向上」というものが挙げられます。テスト・ビルド・デプロイの工程を自動化することで、手動ミスや属人化を防ぎ、品質の安定性が向上します。
事例としては、毎日のビルド作業を人力で対応していた企業が、CI導入によって手動工数を90%以上削減したケースがあります。開発チームが付加価値の高い作業に集中できる体制を構築するためにも、自動化は極めて有効です。
開発スピードとリリース頻度の向上
CI/CDツールのメリットの2つ目としては「開発スピードとリリース頻度の向上」というものが挙げられます。継続的な統合と配信により、変更がリアルタイムに反映される環境が整うため、アジャイル開発との相性も抜群です。
特にモバイルアプリやWebサービスなど、頻繁なリリースが求められる業態では、デプロイの即時性が顧客満足度を左右するため、CI/CDは競争力強化に直結する施策と言えるでしょう。
エンジニアの生産性と集中力の向上
CI/CDツールのメリットの3つ目としては「エンジニアの生産性と集中力の向上」というものが挙げられます。テストやリリースを自動化することで、開発者が本来の業務である設計や実装に集中できる環境が整います。
また、チームでのレビューやフィードバックのサイクルも高速化されるため、心理的な負担も軽減され、開発文化の成熟やナレッジ共有にもつながる副次効果が期待できます。
CI/CDツールの導入デメリット
CI/CDツールの導入デメリット
- 導入・構築に時間とコストがかかる
- ツール選定や運用に専門知識が必要
- トラブル時の原因特定が複雑になる
導入・構築に時間とコストがかかる
CI/CDツールのデメリットの1つ目としては「導入・構築に時間とコストがかかる」というものが挙げられます。特にオンプレ型の場合、パイプライン設計や実行環境の整備には多大なリソースが必要です。
たとえば、Jenkinsの初期構築において、環境依存のエラーやプラグインの競合などが発生し、運用が安定するまでに数週間以上要したという事例も少なくありません。
ツール選定や運用に専門知識が必要
CI/CDツールのデメリットの2つ目としては「ツール選定や運用に専門知識が必要」という点が挙げられます。CI/CDの設計には、テスト戦略やデプロイ先の理解、セキュリティ対策など多岐にわたる技術知識が求められます。
誤った設定をした場合、本番環境にバグをデプロイしてしまうリスクもあるため、運用体制の整備やスキル育成が前提となります。
トラブル時の原因特定が複雑になる
CI/CDツールのデメリットの3つ目としては「トラブル時の原因特定が複雑になる」というものが挙げられます。複数のジョブが連携し合っているパイプラインでは、ログや依存関係の追跡が困難になるケースがあります。
例えば、ビルド成功後のテストフェーズで失敗した際、その原因がコードのバグなのか、CIツール側の設定ミスなのか切り分けに時間を要することがあります。ログの可視性やアラートの整備も含めて、運用負荷が課題となることがあります。
CI/CDツールの導入で注意すべきポイント
CI/CDツールの導入で注意すべきポイント
- 小規模チームへの適用範囲を見極める
- テスト戦略と自動化範囲のバランスを取る
- セキュリティリスクと運用ポリシーの明確化
小規模チームへの適用範囲を見極める
CI/CDツールの導入で注意すべきポイントの1つ目としては「小規模チームへの適用範囲を見極める」という点が挙げられます。導入コストや設計労力に見合わないケースもあるため、段階的な導入が理想的です。
特に、初期段階ではテストの自動化や静的解析だけにとどめるなど、過剰な自動化を避ける設計が、スムーズな導入には有効です。
テスト戦略と自動化範囲のバランスを取る
CI/CDツールの導入で注意すべきポイントの2つ目としては「テスト戦略と自動化範囲のバランスを取る」というものが挙げられます。すべてを自動化することが必ずしも正解ではありません。
ユニットテスト・結合テスト・E2Eテストのどこまでを自動化するか明確にせずに構築すると、ビルド時間が長くなり、かえって開発スピードを損なうことがあります。
セキュリティリスクと運用ポリシーの明確化
CI/CDツールの導入で注意すべきポイントの3つ目としては「セキュリティリスクと運用ポリシーの明確化」というものが挙げられます。特にクラウド型ではアクセス制御や認証設定を適切に行う必要があります。
例えば、GitHub Actionsのシークレット管理が不十分で、認証トークンが漏洩するというインシデントも発生しています。事前にセキュリティ体制を整え、アクセス管理を厳格に行うことが不可欠です。
CI/CDツールの最新トレンド
CI/CDツールの最新トレンド
- GitOpsとKubernetesの統合管理
- AIによるビルド・テストの最適化
- ノーコード/ローコードCIの台頭
- セキュリティとコンプライアンスの自動化
- クロスプラットフォーム対応の拡充
GitOpsとKubernetesの統合管理
CI/CDツールの最新トレンドの1つ目としては「GitOpsとKubernetesの統合管理」というものが挙げられます。ArgoCDやFluxのようなツールが台頭し、Gitを単一の信頼ソースとした運用が普及しています。
これにより、インフラとアプリケーションの構成を一元的に管理・復元できるようになり、信頼性と再現性が格段に向上します。
AIによるビルド・テストの最適化
CI/CDツールの最新トレンドの2つ目としては「AIによるビルド・テストの最適化」というものが挙げられます。AIが変更点を分析し、影響範囲のあるテストケースのみを優先実行する手法が増加しています。
これにより、ビルド時間の短縮やCIの待ち時間削減が可能となり、開発者体験が向上しています。
ノーコード/ローコードCIの台頭
CI/CDツールの最新トレンドの3つ目としては「ノーコード/ローコードCIの台頭」です。UIベースでパイプラインを作成できるSaaS型CIツールが増えており、非エンジニアでも構築が可能になっています。
例えば、BuddyやHarnessなどのツールは、ドラッグ&ドロップで設定ができるため、開発部門以外でもCI/CDの恩恵を受けやすくなっています。
セキュリティとコンプライアンスの自動化
4つ目のトレンドとしては「セキュリティとコンプライアンスの自動化」があります。CI/CDパイプライン内でSCA(ソフトウェア構成解析)や脆弱性スキャンを行い、コードの安全性を自動で評価する手法が主流になりつつあります。
規制産業や金融業界では、セキュリティレビューの自動化が導入要件になることも増えています。
クロスプラットフォーム対応の拡充
CI/CDツールの最新トレンドの5つ目としては「クロスプラットフォーム対応の拡充」が挙げられます。iOS/AndroidアプリやMac/Windows対応ソフトの開発現場において、複数のOSやデバイスをまたぐCI/CDの必要性が高まっています。
BitriseやCodemagicなど、特定のプラットフォームに特化したCI/CDサービスのニーズも増加しており、今後もこの動きは加速する見通しです。
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